I started to post this blog to organize my CD shelf and find again CDs sleeping.
2010年8月30日月曜日
Tide / Antônio Carlos Jobim
Waveと対を成すA&Mレーベルのインスト作品。Waveより知名度は低いですが遜色ない傑作です。というか、こう言った感じのアルバムを聴けるようになったのは本当に最近のことなのです。以前はイージーリスニングと区別つかなかくて受け付けなかったのです。Claus OgermanがアレンジのWaveに対して、本作はEumir Deodatoがアレンジしているせいか、よりブラジル的というかサンバ的であります。数曲ですが、Jobimのローズのプレイも聴き所であります。Wave, Tideと同時期のアルバム、CTIレーベルの"Stone Flower"も裏傑作という感じのアルバムであります。今時のクラブなどでもイケる感じと思います。で、ローズも多め。
Deodadoのトリオでの演奏。ファンキーかつ粋な演奏であります。
2010年8月26日木曜日
Inédito / Antônio Carlos Jobim
2010年8月25日水曜日
Dialetto Carioca / Guinga
ブラジル随一のエキセントリックな音楽を創るギタリストGuingaのアルバム。イタリアのEGEAレーベルからのリリースで、ブラジル人セットにお約束のイタリア人クラリネット奏者Gabriel Mirabassiが参加しております。ブラジル人セットの方にもクラリネットのPaulo Sergio Santosが参加しているという大盤振る舞いであります。トランペットもブラジル人のようですが、トランペットが入る曲などは何故かまぎれも無くEGEA的なサウンドに聴こえてきます。EGEA からはGabriel MirabassiとGuingaのデュエットアルバムもリリースされていますが、そちらも高水準のアルバムです。Guingaのメロディーの良さを堪能するならそちらのアルバムの方が良いかもしれません。冒頭の"Choro pro Zé"、続く"Valsa pra Leila"を始め美メロの連続であります。
Gabriele MirabassiとMarcus Tardelliというギタリストの演奏です。曲はGuingaの"Choro pro Zé"です。このZéとは、Guingaのアルバムに多く参加しているサックス奏者のZé Nogueiraのことですよね。Gabriele Mirabassiの動きがなんか微妙な感じです。
上記のアルバムにも収録されている"Mingus Samba"のMarcus Tardelliというギタリストの演奏。アルバムのGuingaの演奏よりもかなりスピードアップしたスリリングな演奏です。
2010年8月18日水曜日
New Choros of Brazil / Paulo Bellinati & Harvey Wainapel
アメリカ人のクラリネット/サックス奏者Harvey Wainapelが、端正な演奏に定評のある名手Paulo Bellinati(ヴィオラン)とのデュオで製作したショーロ・アルバム。タイトルに"New Choro"とあるようにSérgio Santos(クラリネット奏者のPaulo Sérgio Santosではなく、ミナスのSérgio Santosの方だと思います)、Laércio de Freitas、Sérgio Assadなどの割と最近の作家の作品が収められています。Guinga作品のイントロに使われているJobimの"Falando de amor"以外はあまり耳になじみの無い曲ばかりで新鮮に聴けます。普段のソロ・アルバムで聴ける芸風とは違った感じのPaulo Bellinatiのショーロ風のバイショリーニョも良い感じです。
Harvey Wainapelの作品には他に"Amigos Brasileiros"というブラジル録音の作品もありますが、そちらは豪華ゲストによる素晴らしい作品であります。Uakutiのガラス・マリンバを使った曲とかも面白いです。
2010年8月17日火曜日
Jazz Meets The Bossa Nova / Paul Winter
Paul Winterはボサノヴァ全盛期にブラジルを訪れてボサノヴァを勉強してアメリカに持ち帰った人らしいです。下のアマゾンのリストにあるボサノヴァ3連作はいずれもレベルの高い作品です。本作以外の他の2作は豪華ゲスト・ミュージシャンが参加しているのに対し、本作はいまひとつ地味な印象がありますが、サウンドの瑞々しさでは一番なのではないかと思います。好きになった音楽をやりたかった気持ちが非常に良く出ています。2管の編成が功を奏しております。イタリア・ジャズなどに通じる厚みがある良い音であります。イタリア・ジャズへの影響もあったりするのかもしれません。その後は、ヒーリング系の音楽をやるようになったようですが、
2010年8月16日月曜日
Cannonball's Bossa Nova / Cannonball Adderley
CannonballがStan Getzの向こうを張って製作したボッサ・アルバム。アメリカ人の演奏するボサノヴァでしかもCannonballなので内容がイマイチかと言うとこれが中々侮れない作品であります。Herbie MannとかPaul Winterなども同様であります。で、このアルバムですが、バックが凄いのです。ピアノはSergio Mendes、ドラムはDom Um Romão、さらにサックスにPaulo Mouraまで入っちゃてます。2曲目の"Minha Saudade"あたりからかなり良い感じになってます。Cannonballのアドリブも上手いことハマってます。
日本録音のライブ盤らしい"Nippon Soul"というアルバムのセッションの様ですが、この面子も凄いです。トランペットのNat Adderleyはまだしも、フルートのYusef LateefとピアノのJoe Zawinulという組み合わせが濃い感じです。Nat Adderleyの演奏も切れてますが、Yusef Lateefのフルートは素晴らしい存在感であります。
Yusef Lateefのオーボエの演奏もありました。"Eastern Sounds"ばりに良い感じです。
2010年8月13日金曜日
Samba Copacabana / Mark Isbell & Friends
アメリカ人サックス奏者のジャズ・ボッサ・アルバム。ケペルさんのMPB Storeで購入したものです。エレピを多用したリズム隊に、軽快なボッサ・ドラムにクリアなソプラノ・サックスが乗った夏向き爽快インスト・アルバムとなっております。ヴィオランのNelson Fariaを始めバックの演奏も抜群です。Marcos Valle, Carlos Lyra, Tom Jobim, Edu Loboなど、ボッサの大御所の作品は一曲づつで、ブラジルのジャズ系ガイタ奏者Mauricio Einhornが2曲、同じくブラジルのトランペット奏者Claudio Roditiの1曲、ラストはIrakereのPaquito D'Rivera作品という選曲もかなり粋な感じです。
2010年8月11日水曜日
Café Brasil Vol.2 / Época De Ouro
大反響のあった"Café Brasil"の続編であります。本編は、さらに豪華ゲストを配したアルバムになっておりますが、歌もの多めでインスト・ショーロを期待した人には期待外れな作品だったかもしれません。そのためか、Vol.1に比べると反響が薄かったように思います。ですが、内容はかなり充実したものです。歌ものの曲も非常にレベルが高いです。Ney Matogrossoの歌うJorginhoの曲など非常に良い感じです。今年発売された"Feijão com arroz"と同様、Dino、César Faria存命時の作品としても貴重でのあります。
本アルバムのラストにも収録されている"Desafinado"の演奏です。バンドリンはRonaldoではないような感じですね。
本アルバムの収録曲、Sivucaの"Dino pintou o sete"を日本人のデュオが演奏したビデオです。私も、知人のアコーデオン奏者みっちゃんに教えて頂いて、レパートリーに加えた曲です。
2010年8月10日火曜日
Choro Do Norte / Tom McDermott
ニューオリンズのピアノ弾きが何故かショーロに挑戦したアルバムです。この人は自作の平均律のような作品を出していたりと中々面白いミュージシャンです。一緒に演奏しているのは若手のショーロ・グループのTira Poeiraの管楽器奏者がEvan Christopherという地元のクラリネット奏者に替わった編成であります。大部分がオリジナル、Scott Joplinが数曲という構成です。不思議と違和感なくショーロに聴こえます。ショーロもラグタイムもポルカ起源なので自然なことなのなのでしょうか。ジャケットもフレンチ・クォーターにポン・デ・アスカールが見えるというオシャレなデザインです。
Luiz Americanoの"Saxophone, porque choras?"でしょうかね。クラリネットはニューオリンズ在住のジャズ系の人のようです。
ニューオリンズ・ピアノの定番曲のソロ(歌なし)です。やはり、裏拍の強さとかブラジル音楽に共通するものを感じます。
2010年8月9日月曜日
Água de Moringa / Água de Moringa
ショーロ・グループの1994年リリースのファースト・アルバムだと思います。当時は今ほどショーロが盛んではなかった様に思います。Galo PretoやNo Em Pingo D'agua程ではないですが、現在では年季の入ったグループの部類になるかと思います。ソリスタにバンドリンとクラリネットが入ったコンジュントであります。幅広い選曲で、良くアレンジされた演奏で、テンポがそれ程早くないのでかなり聴きやすく好感の持てる作品です。適度な涼味があるのもこの時期にはピッタリです。最近、Joel Nascimentoのトリビュート・アルバムをリリースしたようです。JoelとHamilton de Holandaのデュオ・アルバムも良かったことだし入手したいと思ってます。
2010年8月6日金曜日
Marcos Valle Songbook 2 / Various
Almir ChediakのMarcos Valle Songbook。Almir ChediakのSongbookシリーズはどれも楽しいものですが、Marcos Valleの2枚も中々のものです。Caetanoの"Samba de verão"から始まるVol.1もまあ良いのですが、Bethâniaの"Preciso aprender só"から始まるVol.2の方が充実しているような気がします。特にOs Paralamas Do Sucessoの"Mustang cor de sangue"、Johnny Alfの"Gente"、Joyce & Ed Motttaの"Os grilos"などが良いです。Gilson Peranzzettaの"Azimth"、Hermeto Pascoalのインストも効いてます。やはりボサ・ノヴァ期有数のメロディー・メーカーと言われ、今時のクラブ・サウンドとしても通用するファンキーな感覚を持つValleだけあって、とにかく曲が良いのであります。
Marcos Valleのエレピはやっぱりカッコ良いです。Songbook Vol.2でもデュエットしているPatricia Alvi(奥様だそうです)も歌っています。どうも何時も一緒にいる様ですね。
2010年8月5日木曜日
2010年8月4日水曜日
Samba É Isso / Milton Banana Trio
邦題"コパカバーナの誘惑"というMilton Bananaのアルバム。本アルバムはジャズ・ボッサという感じではなく、ジャズ・サンバ・アルバムであります。コーラス入りでひたすら快調なサンバ・メドレーが繰り広げられております。Milton Bananaのドラムスもいつも通り軽快であります。
Mikaさんという日本人ピアニストのトリオ。ベースはDon Salvador, Edison MachadoのRio65 TrioのSérgio Barroso。ドラムスは若手ですがかなり良い感じです。"mika samba jazz trio 2008"というアルバムはジャケットもRio65 Trioそっくりでオシャレです。
2010年8月3日火曜日
Para Gershwin E Jobim / Mario Adnet
毎作、高水準の作品を作成するMario Adnetですが、本作品は最高傑作ではないかと思います。また、ボッサ、ジャズ・ボッサ、さらにはブラジル音楽最高の作品とも言ってしまっても良いくらいの傑作だと思います。優しさと愛情に溢れた楽曲が並びます。Adnetファミリー総出演のアットホーム感と、Romero Lubambo, Randy Breckerをはじめとする一流プレーヤーの高水準の演奏との相乗効果も得難いものと思います。Gershwinの"I got rhythm"はブラジルらしい粋なジャズ的演奏、"Love is here to stay"の愛らしいデュエットであります。ボサやショーロの定番曲"Desafinado", "Tico tico"の余裕かつ流石な仕上がりであります。
Jobimの"Wave"であります。最高にスムース&マイルドです。ギターとフルートはMoacir Santosのトリビュートと同じRicardo Silveira, Andrea Ernest Diasでしょうか?
Moacir Santosとの素晴らしいアルバムのあるMuiza AdnetのChico & Caetanoカバーです。
Jobimも好きだったらしい、独特の声質のMaucha Adnetのライブであります。素敵です。Jobim集も良いです。
Roberta Sáの歌ですが、ヴィオランはAntonia Adnetのようです。Antoniaのソロも素晴らしい作品でした。アルバムで聴けるヴォーカルも良いのです。
2010年8月2日月曜日
Minha Alma Canta / Antônio Carlos Jobim
2010年8月1日日曜日
Álbum de Estréia / Orquestra Jovem Tom Jobim
サンパウロの音大のオーケストラのデビュー・アルバルというCDです。JobimだけでなくCaymmi, Chico, Edu Loboなどの曲が収録されています。1曲目のJobimメドレーはLaércio De Freitasのアレンジだったりします。Francis HimeのSinfonia Do Rio de Janerio de São Sebastiãoなんかもそうですが、ブラジル人のオケのスインギな感じは何とも言えず良いものです。で、このアルバムは、普通にジャズ・ボッサな感じになったり、スローな所もありますが、オケがスイングしている所は中々のものです。
少し前にマイ・ブームになったDani Gurgelと、彼女の傑作アルバム"Nosso"に収録されている曲の演奏です。カッコ良いアレンジであります。
ついでにDaniのバンドのビデオも載せておきます。Debora Gurgelのピアノはハンパなくカッコ良いです。
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