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2012年3月3日土曜日

Lucero / Mariana Pereiro & Guille Capocci


他の国に比べるとデュオ形式の作品が圧倒的に多いように思えるアルゼンチンですが、本作もアルゼンチンの女性ヴォーカルと男性ギター(兼ヴォーカル)のデュオ・アルバム。同様のフォーマットでは、Aca Seca TrioのJuan QuinteroがLuna Montiと言う女性ヴォーカル組んだデュオの方がネーム・ヴァリューとしては上ですが、本作も作品のクォリティーでは負けていません。The Beatlesの"Black Bird"を大胆にアレンジした冒頭から一気に引き込んで聴かせます。



ラストは、Gilberto Gilのスペイン語カバー。Marcos Valleの有名曲に似たタイトルですがこちらの曲も良い曲です。

2012年1月27日金曜日

Arrullos / Francesca Ancarola


チリの女性シンガーFrancesca Ancarolaの子守唄集。Carlos AguirreのShagrada Medraレーベルからのリリース。Aguirreのピアノだけをバックにしたシンプルで美しいアルバム。Francescaさんの歌は、フォルクローレっぽさも感じますが、包容力のある優しさを感じます。一昨年の夏には良く聴きました。眠りにつくのに最適な音楽です。

Francesca Ancarola


ギター・デュオをバックにした演奏。フォルクローレのバックグラウンドも感じますが、適度な力感と軽やかさが絶妙にバランスで素晴らしい歌唱です。

2011年11月22日火曜日

Caminos / Carlos Aguirre


Carlos Aguirreのピアノ・ソロ・アルバム。Carlos Aguirre Grupoのアルバム中にも、彼の地の水を湛えた様な美しいピアノ・ソロ曲が収録されていますが、本作はピアノ・ソロのみが収録されたライブ・アルバムです。Grupoの幅広い音楽性がピアノだけでも堪能できます。AguirreのShagrada MedraレーベルのアルバムはAmazonのカタログにはあまり入っていないですが、大洋レコード、ディスクユニオン、HMVなどで購入できます。

Carlos Aguirre


ファースト、"Crema"に収録されているピアノ・ソロ。同音の使い方が美しい名曲だと思います。Shagrada Medraレーベルからリリースされている、Javier Albínというピアニストの"Las Mañanas El Sol Nuestra Casa"というアルバムでもカバーされています。そちらも素晴らしいアルバムです。



本作中の1曲もリンクしておきます。

2011年4月16日土曜日

Halo De Luz / Alvarezabala Duo


アルゼンチンのギター奏者Cecilia Zabalaがクラリネット奏者とデュオで製作したアルバム。昨年のコンテンポラリー・フォルクローレ・ブーム(?)に乗って購入したアルバムのうちの一枚です。Cecilia Zabalaのソロ・アルバムは一枚だけ持っていてそちらもかなり良いアルバムですが、本作の方がクラリネット奏者の持ち味か若干マイルドになっている様に感じます。同じクラリネット奏者でもPuente CelesteのMarcelo Moguilevskyだともう少し尖った感じになるのではないでしょうか。同じギターとクラリネットのデュオのSinesi-Moguilevskyでは比較的マイルドQuique Sinesiと毒のあるMoguilevskyが上手くブレンドされているのと好対照です。一連のアルゼンチン作品同様、暖かい時期に聴くのに最適な涼味のある音楽でもあります。

Cecilia Zabala


Alvarezabala Duoのライブ映像。



Ceciliaのソロの映像。演奏もですが、美形の観客が写るところとか、会場のサロン的な雰囲気も良いです。



Moguilevskyとのデュオの映像もありました。ダークな感じですがこちらも悪くないです。

2011年3月5日土曜日

Lonquén - Tributo A Victor Jara / Francesca Ancarola


昨年の夏、Carlos Aguirreのピアノをバックにしたララバイ集を良く聴きました。寝る前に聴くのに最適なアルバムでした。本作は、同郷の英雄であるフォルクローレ歌手・作曲家のVictor Jaraへのトリビュート作品。Carlos Aguirreも参加したジャズ的要素が加えられたコンテンポラリー・フォルクローレ、複雑なボーカリーズが特徴のサウンドです。重かったり暗かったりしそうなこの手のテーマを美しく仕上げています。

Francesca Ancarola




本アルバム収録曲のひとつのJaraによるライブ映像です。

2010年11月6日土曜日

Pedro Aznar / Pedro Aznar


アルゼンチンの美声ボーカリストにしてマルチ楽器奏者である天才のファースト・ソロ・アルバム。ブリティッシュ・ジャズ・ロックやプログレ的ナM1や、フォルクローレ的メロディー・ラインのM2、ポップロック的なM3,等々汎世界的な才能を前回にした作品です。マルチ楽器奏者ではありますが、やはりベースの演奏は半端なく凄いものがあります。

Pedro Aznar


Pat Metheny Groupでの演奏です。アルバム"Letter from home"のメンバーの演奏ですのでパーカッションはArmando Marçalです。一瞬しか映りませんが。

2010年10月20日水曜日

Navega / Jorge Fandermole


Carlos Aguirreと並ぶコンテンポラリー・フォルクローレを代表するソングライターのファースト・アルバム。Carlos AguirreのShagrada Medraレーベルからリリースされております。上昇感のある美メロが多数、Carlos Aguirreと比べると男性的な歌で聴かせます。M2、M5のボッサ調のバラードなど音楽性も幅広く、洗練された感覚と素朴さとが同居した独特な魅力があります。ピアノとアコーディオンはCarlos Aguirreが担当。



Carlos Aguirreとのデュオ。美しいです。次回は二人で来日したりしないでしょうか。


2010年10月18日月曜日

Avenido / Aca Seca Trio


最近コンテンポラリー・フォルクローレと呼ばれているジャンルを代表するグループ、Aca Seca Trioのセカンドアルバム。グループ以外のアルバムも製作されているギターのJuan QuinteroとピアノのAbdrés Beeuwsaertという2人のタレントを有するスーパーなグループです。メンバーのオリジナルの他に、Juan Fandamole, Carlos Aguirreの2大ソングライターの作品が2曲づつ、ウルグアイ音楽の至宝Hugo Fattorusoの作品も2曲収録されております。中でもPedro Aznarがボーカル&ベースで参加するCarlos Aguirreの"Pasarero"(先日のライブで造語だと説明していました)は印象的なトラックです。そのためがアルバム全体がPat Methenyグループ的な感触もあります。

Aca


で、そのPedro Aznarが参加したCarlos Aguirre作曲の"Pasarero"です。



さらに、同じく上述のアルバムに収録されているCarlos Aguirre作曲の"La musica e la palabra"、Carlos Aguirreのアルバムではセカンド"Rojo"の一曲目に収録されている曲です。



さらに、Aca Seca TrioをバックにCarlos Aguirreが歌うバージョンも。

2010年10月17日日曜日

Rojo / Carlos Aguirre Grupo


昨日はCarlos Aguirreさんのライブに行ってまいりました。ソロピアノ、ピアノ弾き語り、ギター弾き語りによる充実のライプでした。Carlos Aguirre Grupoに収録されている作品もソロでの演奏によると違った美しさがありました。Aguirreさんは、Michael Jacksonのように優しく話す非常に誠実そうな方でした。ジョークなしの故郷や愛にについての真面目なMCでありました。なんと3回もアンコールに応えてくれるというサービスぶりでした。アンコール一回目はバンドネオンの北村聡さん、ボーカルの松田美緒さんとの演奏でした。松田美緒さんのコーラスでのピアノ版"Los tres deseos de siempre"は素晴らしかったです。サイン会も行われ"Crema"を購入してサインした頂きました。サイン会も一人ひとり丁寧に時間をかけていましたので終わるまでにかなり時間が掛かってしまうのではと心配する程でした。



本作、通称"Rojo"はGurupoのセカンドアルバムで、ファーストの"Crema"同様に完成度の高いアルバムです。ライブでギターの弾き語りで演奏されたM1(Aca Seca Trioのセカンドにも収録している)を始め穏やかで美しい楽曲が揃っております。"Crema"に比べてギターの比率が高めですが、繊細なアンサンブルは同様に素晴らしいものです。下のビデオは、アルバムに収録されているウルグアイフォルクローレの定番曲"Zamba pro vos"の演奏、ワークショップの会場のような感じです。



また、Los ChalchalerosとMercedes Sosaによる演奏もリンクします。歌詞を見ながら歌っているのにも関わらずMercedes Sosaの歌は感動的です。数年前に予定されていた来日公演がキャンセルたのは残念でした。

2010年10月16日土曜日

Crema / Carlos Aguirre Grupo


本日はスパイラルホールでソロライブであります。私にとって最近では最も期待度の高いライブであります。当日券も若干あるようです。

本作は、自身のグループによるファーストアルバム。彼の地エントレ・リオスの水をたたえた風景を想起する涼味爽やかで静謐な音楽です。今年の夏は清涼剤として非常にお世話になりました。複数のギター系の織り成す複雑なサウンドや、呟くようなピアノ、柔らかな女性コーラスやAguirre自身のボーカルなどガラス細工のような繊細で美しい極上の音楽であります。数曲あるピアノソロも禅的であり優しく美しです。楽曲も起伏と抑制が見事にバランスされた美メロの連続です。Aca Seca TrioやDuo Ascaino - Mentaなどにもカバーされている名曲も多数です。アルバムのアートワークの窓から覗く水彩Aguirreの友人が一枚毎に手書きしたものだそうです。そういった手作り感が大切にされていることも魅力を引き立てます。

Carlos


2010年10月10日日曜日

Libre De Consenso / Nora Sarmoria


昨今注目を集めるアルゼンチン・ジャズ・フォルクローレのジャンルで長く活動するNora Sarmoriaの2002年の作品。Lilián Sabaとの印象的なデュオ作品に続く作品です。Ginasteraからの伝統を受け継ぐかのようなスケールの大きなピアノと、自由奔放なヴォーカリゼーションと、曲ごとに替わるカラフルなアレンジが鮮烈です。

2010年作のアルバム収録曲のビデオです。音響派的なエレクトリックな効果も良い感じです。


2010年5月8日土曜日

Simply Bossa / Adriana Rios


アルゼンチンの歌手ですが、フルートも演奏する方の軽快で聴きやすいジャズ・ボッサ作品です。フルートの味付けが聴いているし、歌も良い感じだし、バックの演奏も充実しているしで良くあるジャズ・ボッサのCDの中ではかなり高水準の作品だと思います。フルート・アンサンブルをバックにした"Corcovado"など適度な変化もあって良いです。

Adriana R?os

アルゼンチン屈指ボッサ系ミュージシャンAgustin Pereyra LucenaとのFalsa Biana(Geraldo Pereira作)です。爽やかで良いっす。


CDの1曲目に収録されている、Lucenaらとの共作のオリジナルです。ベースとタンボリンも女子でしょうか。ジャズっぽいモードとボッサ風のイディオムが上手くブレンドされた中々鋭い曲だと思います。

2008年7月6日日曜日

#194 Luis Julio Toro & Ruben Riera


Luis Julio Toro & Ruben Riera / A dos
Velezuela : Contemporary
ヴェネスエラ人のギタリストとフルート奏者によるデュオ作品。Piazollaとヴェネスエラの現代音楽の作品を演奏したもので、タイトル曲のAdina Izarraというヴェネスエラの作曲家の作品。La historia del tangoという副題ほどタンゴっぽい感じはなく、流れるような心地よい演奏が続く作品。



Michiko Tsuda / Alberto Ginastera, the complete piano works
Argentina : Comtemporary
日本人ピアニストによるアルゼンチンの作曲家で、Piazzollaの師といわれている作曲家の作品集。Gismontiを聴くような感じも良いかも。水のような透明感のある曲や、飛ぶような高揚感のある曲などとても良い。

2008年7月3日木曜日

#192 Raul Barboza


Raul Barbosa - Dominguez Juanjo / Raul Barbosa - Dominguez Juanjo
Argentina : Chamame
アルゼンチンのガウチョの音楽チャマメの代表的アコーディオン奏者のギタリストとのデュオ作品。チャマメ、ヴァルス、ポルカなどほのぼのとした感じが良い。


Raul Barboza / El rancho e la cambicha
Argentina : Chamame
こちらも内容としてはギターとのデュオ演奏。タンゴっぽい曲から始まるが全体的には平原の感じのする音が広がる。メキシコ音楽やテックスメックスなどと似たところもある。