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2011年4月16日土曜日

Halo De Luz / Alvarezabala Duo


アルゼンチンのギター奏者Cecilia Zabalaがクラリネット奏者とデュオで製作したアルバム。昨年のコンテンポラリー・フォルクローレ・ブーム(?)に乗って購入したアルバムのうちの一枚です。Cecilia Zabalaのソロ・アルバムは一枚だけ持っていてそちらもかなり良いアルバムですが、本作の方がクラリネット奏者の持ち味か若干マイルドになっている様に感じます。同じクラリネット奏者でもPuente CelesteのMarcelo Moguilevskyだともう少し尖った感じになるのではないでしょうか。同じギターとクラリネットのデュオのSinesi-Moguilevskyでは比較的マイルドQuique Sinesiと毒のあるMoguilevskyが上手くブレンドされているのと好対照です。一連のアルゼンチン作品同様、暖かい時期に聴くのに最適な涼味のある音楽でもあります。

Cecilia Zabala


Alvarezabala Duoのライブ映像。



Ceciliaのソロの映像。演奏もですが、美形の観客が写るところとか、会場のサロン的な雰囲気も良いです。



Moguilevskyとのデュオの映像もありました。ダークな感じですがこちらも悪くないです。

2011年4月14日木曜日

Corta Jaca / Corta Jaca


"Corta Jaca"はショーロ初期の女性作曲家Chiquinha Gonzagaの有名曲のひとつですがそれと同じグループ名。なので他にも同名のショーロ・グループがあるようです。本アルバムはブラジル、ミナス・ジェライス州のグループのアルバムです。7弦、カバッコ、パンデイロ、フルート、クラリネット/クラロン(バス・クラ)、ファゴットという編成、うち、パンデイロ、クラリネット、ファゴットが女子です。ファゴットが入っているっていうところが特徴です。ファゴットの音色がとても好きなのもあって、ショーロのアルバムの中で最も好きなアルバムです。ファゴットとクラリネットの組み合わせも絶妙、その音色のせいもあってホノボノ感があって非常に良い感じです。プロデュースはMauricio CarrilhoとQuarteto MaoganiのPaulo Aragão、Mauricioは演奏でも参加しています。フルートの替わりにオーボエが入ればさらにホノボノ感がアップする気もします。誰か実現していませんでしょうか?



Beto Guedesの父もクラリネット奏者だったらしいですが、ミナスにもショーロの伝統があるようです。このドキュメンタリー映像もミナスらしいセンチメントを感じる素晴らしい演奏を聴くことが出来ます。

2010年8月25日水曜日

Dialetto Carioca / Guinga


ブラジル随一のエキセントリックな音楽を創るギタリストGuingaのアルバム。イタリアのEGEAレーベルからのリリースで、ブラジル人セットにお約束のイタリア人クラリネット奏者Gabriel Mirabassiが参加しております。ブラジル人セットの方にもクラリネットのPaulo Sergio Santosが参加しているという大盤振る舞いであります。トランペットもブラジル人のようですが、トランペットが入る曲などは何故かまぎれも無くEGEA的なサウンドに聴こえてきます。EGEA からはGabriel MirabassiとGuingaのデュエットアルバムもリリースされていますが、そちらも高水準のアルバムです。Guingaのメロディーの良さを堪能するならそちらのアルバムの方が良いかもしれません。冒頭の"Choro pro Zé"、続く"Valsa pra Leila"を始め美メロの連続であります。

Guinga


Gabriele MirabassiとMarcus Tardelliというギタリストの演奏です。曲はGuingaの"Choro pro Zé"です。このZéとは、Guingaのアルバムに多く参加しているサックス奏者のZé Nogueiraのことですよね。Gabriele Mirabassiの動きがなんか微妙な感じです。



上記のアルバムにも収録されている"Mingus Samba"のMarcus Tardelliというギタリストの演奏。アルバムのGuingaの演奏よりもかなりスピードアップしたスリリングな演奏です。

2010年8月18日水曜日

New Choros of Brazil / Paulo Bellinati & Harvey Wainapel


アメリカ人のクラリネット/サックス奏者Harvey Wainapelが、端正な演奏に定評のある名手Paulo Bellinati(ヴィオラン)とのデュオで製作したショーロ・アルバム。タイトルに"New Choro"とあるようにSérgio Santos(クラリネット奏者のPaulo Sérgio Santosではなく、ミナスのSérgio Santosの方だと思います)、Laércio de Freitas、Sérgio Assadなどの割と最近の作家の作品が収められています。Guinga作品のイントロに使われているJobimの"Falando de amor"以外はあまり耳になじみの無い曲ばかりで新鮮に聴けます。普段のソロ・アルバムで聴ける芸風とは違った感じのPaulo Bellinatiのショーロ風のバイショリーニョも良い感じです。

Harvey Wainapelの作品には他に"Amigos Brasileiros"というブラジル録音の作品もありますが、そちらは豪華ゲストによる素晴らしい作品であります。Uakutiのガラス・マリンバを使った曲とかも面白いです。

Paolo
Harvey



2010年6月5日土曜日

Rue Longue / Stéphane Chausse


フランス人のクラリネット奏者の作品。ケルティックなような地中海的のような無国籍的なフォークな感じと、Jean Pierre Comoの作品のような映画音楽的な情景描写に優れた曲まで充実した作品。ローズ・ピアノを使ったジグやら、バスクラを組み合わせた7拍子の曲などアイデアも豊富。試聴はコチラから。



フランスのビッグバンド映像。ハンパなくカッコ良いです。アイリッシュのホイッスル奏者みたいに斜めに構えたトランペットも良いですね。その後のサックス・ソロがStéphane Chausseのようです。

2010年4月7日水曜日

Sweet and Lovely / The Buddy DeFranco Quintet


ミスター・クラリネット、Buddy DeFrancoの1964年の録音。ピアノにSonny Clark、ギターにTal Farlowを配したクインテットによるもの。Tal Farlowはそれ程目立たないので、Sonny ClarkのトリオにDeFrancoのワンホーンという感じでしょうか。少しだけSonny Clarkのオルガンが聞けるのも良い。1964年というと、Coltraneが"Love Supreme"に到達してしまった年ですが、そんな世情とは無関係な、リラックスしていて快調にスウィングするモダンでご機嫌な演奏を聴くことができるのです。やっぱり、クラリネットやフルートのジャズって、サックスやトランペットなどと比べると稀少ですが良いものですよね。

バディ・デフランコ


2010年2月2日火曜日

So April Hearted / Michela Lombardi


イタリアの女子ボーカリストの割と最近の作品です。昨日は雪が降ったり、今日も引き続き寒かったりするので春っぽい作品を載せたいと思います。去年のことですがイタリア・ジャズにハマりましたが、その一環で発見したアーティストです。このCDではないですが、ジャズの最近の作品でよく取り上げられるEmilyが決定的でありました。とても素直で癖のない歌いぶりが私の好みです。伸びやかな感じも良いです。バンドのセンスも抜群であります。特にクラリネットの美しさは特筆ものです。

itunes storeに楽曲が見つからなかったので、試聴はこちらのアーティスト・ページからどうぞ。
http://www.michelalombardi.it/dblog/musica.asp



YouTubeにも動画がありますが、私的にはCDの方が良い感じがします。