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2012年4月30日月曜日

Encore / Brian Auger & Julie Tippetts


Julie Tippettsとオルガン奏者のBrian Augerの1978年作。1960年代に活動をともにしていた二人がほぼ10年ぶりに再会したアルバムであります。Kieth Tippettsとの活動ではアバンギャルドなイメージが強いですが、本作は、かつてのロック、ブルーズ・フィーリングが開放されております。再会時のフィット感、リラックス感と、高揚感が特別な時間を記録した貴重な作品だと思います。

Julie Tippetts


アニマルズで有名な"Don't let me be misunderstood"のカバーも秀逸です。



Brian Auger & The Trinity時代のビデオも。良いです。

2012年4月25日水曜日

The Mod Years / Julie Driscoll, Brian Auger & The Trinity


ボーカリストJulie Driscollをフィーチャーした、オルガン奏者のBrian Augerのバンドのアルバム。Julieは、King Crimsonやジャズロック界で活躍するピアニストKeith Tippettと後に結婚しTippett姓での作品もありますが、Brian Augerのバンドでの歌唱も圧倒的な存在感があります。英国ならではの格調高さを感じるヴィンテージ・ロック・アルバムです。

The Brian Auger Trinity


Bob DylanとRick Dankoの共作、"This Wheel's On Fire"のカバー。本アルバムの収録曲です。メロトロン全開のドラッギーな傑作です。



2012年4月18日水曜日

The Joy Of Sing-Sing / Sing-Sing


Lushというギター・ポップ・バンドのEmma Andersonというギタリストが、Lisa O'Neillとうボーカリスト結成したユニットのアルバム。適度なエレクトリック・サウンドと、結構ポップでキュートな楽曲が並んでおります。中々センスの良いギターの重ね方の曲があったりもします。ボーカルもドリーミーで良いです。

Sing-Sing



2012年4月12日木曜日

Strawberry Switchblade / Strawberry Switchblade


Culture Clubなどが活躍した'80年代の英国ポップグループのアルバム。Perfumeやきゃりーぱみゅぱみゅのような完成度が高いテクノ・サウンドは望むべくはありませんが、適度にレトロなチープ感が良いのであります。その辺りはLioなどにも通じるところがあるように思います。Lioは意図的に作られた感じがしますが、こちらはそういう狙いではないような感じがします。"Since yesterday"、"Let her go"とか非常に良い曲があったりします。楽曲や衣装がポップなのにも関わらず何故か表情が怖いのが微妙であります。CDではボーナストラック満載でかなりお買い得な気がします。

Strawberry Switchblade



2012年4月10日火曜日

The Camera Loves Me / Would-Be-Goods


ギター・ポップの老舗elレーベルですが、最近ではJoão Gilbertoの初期アルバムをリリースするなどヴィンテージ・ブラジル音楽の復刻にも大きく貢献しております。そのelレーベルのエース、The Monochrome Setをバックにした女性ボーカルのユニットのアルバムです。ルックスとマッチした英国風のメロディ・ラインの脱力ボーカルが良い感じです。

Would Be Goods


2012年4月8日日曜日

Forever Until Victory / The Close Lobsters


スコットランド、グラスゴーのネオアコ・バンドのシングル・コレクション集。ある意味、この時代の音楽はドキュメンタリー的な感じがします。演奏者の若さや、街の若者の空気感などがリアルに封印されているように思います。キャッチーなメロディー、個性的なリフ、パンクの残り香漂うサウンドとが醸し出す若気の至り的雰囲気が最高です。

Close Lobsters


走り気味の演奏が良い感じです。



こう言ったポップな曲もありです。

2012年4月3日火曜日

Milo / Milo


神楽坂にある大洋レコードはフレンチ・ポップも扱っていて、試聴もできるので日本ではあまり知られていないフレンチ・ポップの掘り出し物を見つけられたりします。本作は男女2人組ユニットのアルバムの2005年作。ある意味レトロ感のあるネオアコ・サウンドが中心ですが、フレンチ・ポップならではのキュートな雰囲気が良い感じです。

Milo


本作M5の楽曲。フレンチらしいかなり良い曲です。

2012年3月29日木曜日

Marching Grass on the Hill / Acoustic Asturias


Asturiasと言う日本のMike Oldfield的な多重録音ソロ・プロジェクトが、バンド編成で製作したアルバム。ソロ・プロジェクトの"樹霊"は変拍子など刺激的な仕掛けが多様されていて素晴らしい作品でした。このアコースティック編成は、アコースティック・ギターにクラリネット、バイオリン、ピアノを加えた編成で、どちらかと言うと映画音楽のようなヒーリング・ミュージック狙いのような感じであります。レーベルはAvexで、クラッシック・メドレーとかAvexっぽい感じです。

Acoustic Asturias






同じクラリネットとバイオリンがフロントのKo-Ko-Ya。ブラジル由来のリズムがベースで、今ではこちらの方が馴染み易いです。




2012年3月24日土曜日

See See The Sun / Kayak


オランダのプログレバンドのファースト、1973年のリリース。ドイツのTriumviratなどと同様、アルバム毎に徐々にポップ化していくのですが、本作は比較的プログレっぽい感じのアルバムです。コーラスやキーボード・ワークや、ベース・サウンドなどかなりYesの影響が強い様に思えます。客観的に言うとスケールを小さくしたYesというようにも言えますが、それが一種の愛嬌のように思えます。ボーカル・パートもインスト・パート共、どの曲もキャッチーがメロディーがあったりして十分レベルが高かったりもします。

Kayak


再結成後のライブのようです。'70プログレはこのところ他の国でも人気があるんですね。


2012年3月18日日曜日

Shooting At The Moon / Kevin Ayers


再びカンタベリー系からの一枚。同じSoft Machine出身のRobert Wyattと同様、キャッチーで穏やかな側面と、そうでもない側面との二面性が魅力に感じている人も多いのではないか思います。私の場合、どちらかというと脱力するために音楽を聴くことが多いので、幾分余裕のある時に聴くと良い感じだと思います。Soft Machine系で多用されるFender Rhodesのサウンドもポイントです。

Kevin Ayers


本アルバムM1の"May I?"。この手の決定的に魅力的な曲があったりします。

2012年3月3日土曜日

Lucero / Mariana Pereiro & Guille Capocci


他の国に比べるとデュオ形式の作品が圧倒的に多いように思えるアルゼンチンですが、本作もアルゼンチンの女性ヴォーカルと男性ギター(兼ヴォーカル)のデュオ・アルバム。同様のフォーマットでは、Aca Seca TrioのJuan QuinteroがLuna Montiと言う女性ヴォーカル組んだデュオの方がネーム・ヴァリューとしては上ですが、本作も作品のクォリティーでは負けていません。The Beatlesの"Black Bird"を大胆にアレンジした冒頭から一気に引き込んで聴かせます。



ラストは、Gilberto Gilのスペイン語カバー。Marcos Valleの有名曲に似たタイトルですがこちらの曲も良い曲です。

2012年3月2日金曜日

Fiabe / Gabriele Mirabassi & Stefano Battaglia


最近ブラジルで活躍の目覚しいピアニストAndre Mehmariと来日したイタリア人クラリネット奏者、Gabriele Mirabassiのアルバム。本拠とも言えるEGEAレーベルからの作品。ピアノなStefano Battagliaという人。耽美的なM1, M2から、徐々にテンポアップして白熱するM4至る展開など全体的な構成も素晴らしいです。

Gabriele Mirabassi


ショーロの定番、Pixinguinhaの"Um a zero(1x0)"の演奏。同様にブラジル音楽に造詣の深いStefano Bollaniとのデュオですが、非常に良い感じの演奏です。Mirabassiの腰振りのアクションもご愛嬌です。途中から出てくる女性のパーソナリティーの濃さがイタリアっぽい気がします。



こちらの女性ジャズ歌手も相当に濃いキャラです。イタリア恐るべし。

2012年2月22日水曜日

7 Year Itch / Pip Pyle


Hatfield & the North, National Healthなどで活躍した、カンタベリー・トゥリーの伝説的ドラマーのソロ・アルバム。独特の浮遊感を持ったワンアンドオンリーな演奏が、 カンタベリー 系ジャズ・ロックの傑作群の色合いのひとつとなっていたように思います。また数々の印象深い楽曲も残しております。本作は1998年の作品で、HatfieldやSoft Machine人脈が集結した同窓会的なアルバムで、それ故に楽曲の先鋭さに反してどこか微妙なホノボノとした感じがします。Richard Sinclairが歌うM1, M2や、Dave Stewart & Barbara Gaskinの参加したM3などポップで非常に良い感じです。

Pip Pyle


そのStewart Gaskinのテイクは、The Beatlesの"Strawberry Fields Forever"です。後半のビートが効いたアレンジの部分とそれに至るタメのセンスは流石な感じです。

2012年2月19日日曜日

Crises / Mike Oldfield


プログレ・ファンだったころ、時代の終わりの象徴のように思っていたアルバムですが、歳を取って許容範囲が広くなったので余裕で受け入れられる様になりました。本アルバムは、Maggie Reillyの歌うヒット曲"Moonlight Shadow"が収録されております。今やスタンダードとも呼べるくらい世界中でカバーされている有名曲となっています。80年代的なシンセ音やドラムのエフェクトは好きなわけではありませんが、Mike Oldfieldのギタリストとしての側面が楽しめるところも良いのではないかと思います。

Mike Oldfield





2012年2月10日金曜日

Tales From Topographic Oceans / Yes


Yesの傑作"Fragile", "Close to the edge"に続く1973年の作品。大作志向が行き着く所まで行ってしまった感のある片面1曲づつの4曲収録という2枚組みアルバム。この年、3枚組みのライブ・アルバム"Yes songs"までリリースしています。このアルバムからドラムスがBill BrufordからAlan Whiteに変わっています。Rick Wakeman離脱前最後のアルバムです。Wakemanの演奏はいいまひとつ精彩が無いような感じがあります。テクノロジーの進化でお手軽なシンセが使われるようになって来ているのもサウンド的な奥深さが減り始める兆候が現れている時期なのかも知れません。とは言え全2作の傑作にはやや劣るもののそれなりに良く出来たアルバムだと思います。

Yes


最近TV CMで使われている"Heart Of The Sunrise"。アルバム"Fragile"収録曲です。この映像は2003年の再結成時のものです。Steve Howeのハリポタにでも出てきそうな老人っぽさが、魔法でも使いそうで良い感じです。

2012年2月6日月曜日

Wally, Vally Gardens / Wally


Wallyは英国のフォーク・ロック・バンドであります。日本ではプログレ愛好家の守備範囲のアルバム2枚を残しております。昨年、SHMCDで紙ジャケ化されているので根強い人気のある作品であります。以前は、よりプログレ色というか大作志向の強いセカンドが良いと思い込んでいましたが、今回、聴きなおしてみるとファーストはフォーク調の美しい曲が多く、中々の名盤だと思います。Yesなどペダル・スティールを使う例はありますが、より多用していたり、独特のサウンド作りもどこか長閑で良い感じです。トラッドのイディオムを上手く消化した楽曲も秀逸です。プロデュース、アレンジにはRick Wakemanが参加しております。大分距離がありますが、StrawbsとYesの間にある音楽という感じもあります。

Wally







2012年2月1日水曜日

Notte / Cico


1974年リリースのTony Ciccoというイタリア人SSWのソロ・プロジェクトのアルバムです。Formula 3のボーカリストであります。イタリア・カンタトゥーレならではのメロディックな歌唱と、当時のイタリアン・ロック特有のロマンチックな盛り上がり方が絶妙です。少し前に小泉今日子さんが本よみうり堂で紹介していた"ピエタ"を読んで以来プチ・イタリア・ブームが来ているのでさらに良く聴こえたりしております。PFMのように洗練されていない多少ザラついた感じも悪くないです。

Cico


本アルバムの収録曲の映像です。PVなのでしょうか、かなりのカッコつけ感が良いです。

2012年1月29日日曜日

Swaddling Songs / Mellow Candle


1972年のアイルランド出身のフォーク・ロック・バンドのアルバム。メロトロンに女性ボーカル(しかも二人)という、その筋のプログレ愛好家にとっては無敵のアルバムであります。"Tudor Lodge"と共に日本のプログレ・ファンには根強い人気があるようです。メンバーが若い時に作られたアルバムで、その時代のトラッド回帰とアイルランドやイングランドの田舎の風土が感じられる雰囲気のある音楽です。




2012年1月23日月曜日

Quarter moon in a ten cent town / Emmylou Harris


"Elite Hotel"に収録されている"Together again"のような有名曲はありませんが、味わい深いアルバムであります。特にM3"To daddy"など、バラード調の澄み渡るような絶品の歌が堪能できる好盤です。

Emmylou Harris


2012年1月21日土曜日

Luna Nueva / Rosana


スペインのSSWの10年以上前のアルバム。スペインではビッグ・ネームらしいです。ラテン的なアレンジもありますが、根本にボレロが流れているような感じがします。汎イベロ的な感覚で自然なメロディー、音楽であります。M6のようなアメリカンなタッチも良い感じだった利します。

Rosana