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2012年5月27日日曜日

Unicorn / Tyrannosaurus Rex


グラム・ロックに転向してから有名になったT.Rexですが、アコースティックだった時代もポップで良い作品を残しています。次作の"Prophets, seers & sages: the angels of ages"程、キャッチーな曲は多くありませんが、本作も中々捨てがたい佳曲が収録されております。

Tyrannosaurus Rex


2012年2月29日水曜日

Moon / Kenny Wheeler & John Taylor


ECMなどで多くの作品を残すカナダ人トランペッターとイギリス人ピアニストによるアルバム。イタリアEGEAレーベルからリリースですが、冷え冷えとしたECM的な空気感が美しい作品です。Gabriele Mirabassiのクラリネットが入るタンゴも妙な感じも良いと思います。

Kenny Wheeler


2012年2月13日月曜日

Whistling Jigs To The Moon / Flibbertigibbet


Mellow Candleのフロント、David WilliamsとAlison O'Donnellの2人が南アフリカに移住後に結成したフォーク・バンドのアルバム。Mellow Candleよりロック色というかサイケ色が後退して、フォーク/トラッド色が増した感じですが、2人の女性ボーカルがフィーチャーされた楽曲の良さと、正式なアルバムはこの1枚だけという幻的な感じは、Mellow Candleと同様です。アートワークに月のモチーフが使われているのも共通する儚さを醸し出している感じがします。Alison O'Donnellさんは、どの後もソロ・アルバムなど何枚かのアルバムをリリースしています。私的には、Fairport Conventionの初代ボーカリストでKing CrimsonのIan McDonald夫人のJudy Dybleさんなどと同様に何となくフォローしたい人であります。

Alison O'Donnell


2012年1月13日金曜日

It Could Happen To You / Chet Baker


私、かなりChet Bakerファンなのでありますが、特に歳を取った後の枯れた感じが特に好きなのであります。特にイタリアなどのヨーロッパ録音は現地のミュージシャンのChetへのリスペクト感が相乗効果になって良いアルバムがあります。本作は、1958年録音で、定評のあるPacific Jazzレーベルの一連の作品の後、イースト・コーストに渡って録音した作品のうちのひとつ。最近購入した"In New York"が予想外に良かったので、さらに深追いして購入したものです。私的にはChetの歌はそれなり好きではありますが、どちらかと言うとトランペット多めの方が美味しく頂ける感じであります。本アルバムは全編歌ものでトランペットはほんの少しだけしか入っていません。悪くは無いのですが少し甘過ぎな感じであります。かなり多様されているスキャットはかなり微妙で、その部分がトランペットであれば良かったのにと思うのでありました。

Chet Baker






2011年12月4日日曜日

Just Me / Clare Fischer


米国人ピアニスト、Clare Fischerのピアノ・ソロ・アルバム。Helio Delmiroとのコラボレーション・アルバムもあるようにブラジル音楽にも造詣のある人です。最近、東芝の999円シリーズでCD化されたトリオのボサノヴァ・アルバムもブラジル人に引けを取らない快調な演奏を聴かせています。また、最近亡くなったGeorge Shearingのボサノバ・アルバムもClare Fischerの木管のアレンジがお洒落な、相当に良いアルバムです。さて、本アルバムの内容ですがサルサ・リフをベースにした"Autumn leaves"がら始まり、Baden Powellへのトリビュート曲と多彩な音楽性を聴かせてくれます。東芝の999円シリーズのメイン・ストリーム・ジャズのトリオも良いアルバムです。

Clare Fischer

相当古い映像ですが、João DonatoとのアルバムのあるBud Shankとの演奏です。


この"Morning"という曲はFischerの代表曲らしく、YouTubeに沢山画像がありました。フェンダー・ローズ弾きとしても定評がありますが、流石な演奏であります。


その"Morning"のカバー。ハスキーで中々良い良い歌手です。

2011年12月2日金曜日

Jazz A Lo Cubano / Gabriel Hernandez


キューバ人ピアニストのラテン・ジャズ・アルバム。ソロ、トリオ、コンボとフォーマットを変えてバラエティーに富んだ演奏が展開されております。Chucho Valdésばりの雄弁なソロや、キレの良いホーンを配したラテン・ジャスも良いですが、緩やかで伸々としたボレロも良い感じであります。揺れというか揺らぎがあるのもキューバ的な気がします。

Gabriel Hernández


少しジャズ・ボサっぽい感じもする演奏ですが、そこまで弾かなくてもという感じもしたりします。

2011年11月20日日曜日

Piano Portraits / Phineas Newborn Jr.


東芝999円シリーズの第4弾の中の一作。このシリーズ、1枚あたりの価格は安くて良いのですが、大量にリリースされるし、初CD化や、意外な企画盤、気になるアーティストが参加した作品などがあったりして散財の元になっております。本作は、私の好きなピアニスト、Phineas Newbornの初期、ルーレット・レーベルの作品、帯にある「傑作」という程ではありませんが、傑作"A world of piano"に至るステップとして、中々の出来のアルバムであります。ちなみに、この第4弾の中では、フィリピン系アメリカ人のVi Velascoの"Singing the bossa nova"がお勧めです。サックスにアンサンブルに定評のあるZoot Simsが入っているためか、非常に良く出来た、お洒落なジャズ・ボッサ・アルバムです。アイデア、選曲も良く、M1のGershwinの"I got rhythm"のカバーから最高であります。

Phineas Newborn Jr.

2011年11月17日木曜日

Tema 3D / Trio 3D


ショーロから、MPB、ソフト・ロックまで、幅広い音楽性を持つAntonio Adolfoですが、本作はピアノ・トリオの編成のジャズ・ロックのアルバムです。ピアノ・トリオのジャズ・ボッサと言うとブラジル人ならでは切れのあるドラムスを中心とした爽快なスピート感を期待する向きもありますが、本アルバムは、Antonio Adolfoの音楽性が活きたスタイリッシュな作品です。

Antonio Adolfo


前のポストに引き続き、Antonio Adolfoの名曲"Pretty World"、ポルトガル語詩タイトルの"Sá Marina"のIveteのカバー。スペイン語アルバムに収録されているものと同じテイクと思われます。



デビュー当初から一緒に活動している娘さんCarol Saboyaのヴォーカルです。最近リリースされたライブ・アルバムのテイクらしいです。


Elis Reginaによるカバー。CD化はされていない音源だと思います。

2011年11月15日火曜日

Dance Moderno / Sergio Mendes


Sergio Mendesと言うと、A&Mレーベル時代のBrasil '66などボーカルが入ったスタイルの知名度が高いですが、それ以前のアトランティックなどのインスト作品にも中々良いものがあります。特に私が傑作と思っているのは、Hubert Lawsのフルートが良い"The swinger from rio"でありますが、本アルバムはそれ以前、'61のデビュー作のようです。内容はというとその後の"The swinger from rio"などのBrasil '65以前の作品に比べると、管はトロンボーン少し入る程度のピアノ寄りのアルバムです。ラテン・パーカッションが入ったラテン・フレーバーのジャズ・ボッサと言った感じです。
コアなブラジル音楽ファンには毛嫌いされるように思われますが、この時代のSergio Mendes絡みのジャズ・ミュージシャンによるボッサ・ノヴァもの、実は中々良いものがあったりします。バルキーニョの東野さんに教えて頂いたものではありますが、Herbie Mannの"Do the Bossa Nova"は、コアな内容で最高です。Cannonball Adderleyのアルバムも悪くありません。

Sergio Mendes

Brasil '66の成熟期のアルバム"Crystal illusions"収録の一曲、Antonio Adolfoのラブリーな名曲であります。比較的最近の小野リサさんの同名タイトルのアルバム秀逸です。そちらは、Deodatoのプロデュースであります。


こんなお仕事もしていたようです。

2011年11月12日土曜日

Boleros / Tete Montoliu




スペイン人の大御所ジャズ・ピアニストの異色作で、ラテンのボレロ集であります。ピアノ・トリオにパーカッション(コンガ、ボンゴ)を加えたカルテット編成なのが功奏して、ラテン的な良い雰囲気を持ったアルバムになっています。超長い三連符のパッセージを使ったりお洒落なアクセントもあったりして、安易なラテン名曲カバー集とは全く違った次元のアルバムになっております。1977年の録音で、今程ワールドミュージックに関心が無かった時代に作られたという先進性も注目に値します。

Tete Montoliu


大分、歳をとった感じの映像ですが、スタイリッシュで雰囲気のある映像です。

2011年11月10日木曜日

The Chopsticks Variations / Margo Guryan


おそらく、"Take a picture"という一部で非常に人気のあるポップス・アルバムのウィスパー・ヴォイスのSSWと同一人物だと思われます。元々クラッシックのバックグラウンドのある人で、シンガーを引退後にクラッシックを勉強し直したりしたそうです。子供向けの練習曲のようでもあり、ニューエイジ的でもある可愛らしさのあるオリジナルのピアノ変奏曲集です。シンガー時代の作品も多くカバーされているように作品のクオリティーが高いのですが、本作の楽曲もウィットに富んだ楽しいものばかりです。

Margo Guryan








やはり"Take a picture"はエバー・グリーンな名盤であります。

2011年10月26日水曜日

Place To Be / 上原ひろみ


昨年、Stanley Clarkeバンドでのグラミー賞受賞で一気に知名度が上がった上原ひろみさんのソロアルバム。ソロ・ピアノ・アルバムであります。強力なタッチと圧倒的な音数で眩暈のするような曲の印象が強いですが、スローな曲も良い感じです。現代音楽的なメロディがかなりカッコ良かったりします。ラストの矢野顕子さんとのコラボも収録されています。矢野さんとのコラボでは「はじめてのやのあきこ」に収録されている「そのこアイロンに告ぐ」も強力です。

Hiromi

その「そのこアイロンに告ぐ」のビデオです。

2011年8月30日火曜日

The Gipsy / Mr. Fox


1970年頃に活動していた英フォーク・バンドのアルバム。ジャケット的にプログレ・コレクター好みなので購入したものです。wikipediaに詳しい情報があるのでそれなりに後世に名を残したということになるのかもしれません。内容的には生真面目な一線を若干超えているところが良い感じではあります。それとボーカル、フィドルを担当するCarole Peggという人が気になるところではあります。ソロ・アルバムもあるようですがCD化されていないようです。「英国ロックの深い森」によると大して良くないと書かれていますが、少し聴いてみたい気もします。

Mr. Fox / The Gipsy - Mr. Fox

2011年7月23日土曜日

The Secret Life Of Harpers Bizarre / Harpers Bizarre


米国ポップ・ロック・バンドの名盤と言われる作品。ですがイマイチ良さが分かっていませんが。音的にはThe Beach BoysやCurt Boettcherなどに匹敵するコーラス・ワークやアレンジがありなから、どうも垢抜けない感じがします。それが味なのかも知れません。

Harpers Bizarre


2011年6月26日日曜日

Encontro Marcado / Joyce


最近、その初期音源集にも本アルバムの収録曲を含む初期音源集がリリースされたJoyceのセカンド・アルバム。当時のソフト・ロック的サウンドですが、ミナス的な雰囲気も若干あったりしてそれなりに良い感じのアルバムであります。

Joyce



それから3作目の傑作、"Feminina"のビデオ・クリップ。爽やかで良い感じの映像です。

2011年5月31日火曜日

This Is Just The Same / Isobel Campbell


Belle and Sebastianのボーカル、チェロのIsobelのソロ・アルバム。サウンド的にはベルセバと大差ない英国風草食系、淡色フォーク/ロックですが、ベルセバでは少ししか聴けないIsobelの歌が沢山聴けるのがポイントです。全曲が良い訳ではありませんが、タイトル曲などハマる曲あります。

Isobel Campbell


そのタイトル曲のクリップ。ストリングス+ホーンのアレンジも秀逸です。

2011年4月18日月曜日

Miette / Johanna Juhola


旅行でフィンランドに行ったときにかもめ食堂の通りの坂を上がったところにあるCD店で購入したCDです。大量に視聴して購入したCDのうちの一枚です。北欧は巨大なクロマチック・アコーディオンを弾く人が沢山いますが、本アルバムはフィンランドのクロマチック・アコーディオン奏者のアルバムです。アートワークの森とヒップな服の取り合わせが現すように、フォークがバックグラウンドにあるのかもしれませんが、かなり先鋭的な音楽を作る人です。チューバとエレクロニクスが使われている曲とか楽器の組み合わせも斬新です。

Johanna Juhola


アルバムのタイトル曲ビデオ。ちょうどこのアルバムのアートワークの服装と同じ感じです。髪型もムーミンに出てくる魔女のクラリッサみたいなのがフィンランドって言う感じです。



Karen Tweedとのデュオなど、他にもアコーディオン奏者との競演が多いTimo Alakotilaとの映像もありました。

2011年4月2日土曜日

Nothin' But The Truth / Jessica Williams


あまり詳しくないのですが70枚以上のアルバムをリリースし、グラミーにも3度ノミネートされているている凄いピアニストで作曲家だそうです。家にある唯一のアルバムはトリオ編成のこのアルバムだけですが、知性的でスマートな感じの演奏を聴くことが出来ます。

Jessica Williams


本アルバムにも"Monk's Hat"という曲が収録されていますが、このビデオはThelonious Monk作品の演奏。Monkの形容の難しいポップなイメージとは異なるクールな感じ、これはこれで悪くないです。



Monkの演奏。サックスはCharlie Rouseという人。かなり良いです。この曲はColtraneのバージョンもありますが、このビデオのバージョンもスムースで良い感じです。

2011年3月31日木曜日

Couperin : Tic-Toc-Choc, Etc. / Alexandre Tharaud


フランス人ピアニストによるCouperin集、バロック音楽です。何年か前に内輪でCoueprinが話題になったのと、アートワークが印象的だったので購入しました。タイトル曲のような派手な曲もありますが、いかにも古楽っぽい曲も多いです。本来チェンバロの曲なのでしょう、バロック特有のトリル見たいな装飾音もなぜかフランスっぽい感じがします。

Alexandre Tharaud


若くて中々カッコ良い人でした。本アルバムのタイトル曲の演奏。2声で音が近いの指がややこしいことになってます。音の軽やかさも良いです。

2011年3月26日土曜日

Bluebell Wood / The Big Sleep


英国ロックバンドのアルバム。ジャケットからはプログレ的なサウンドが想像されますが、多少の変拍子があるものの普通のロックで、曲もそれなりに良く出来ていて英国的な雰囲気もあり中々の佳作であります。アルバム一枚で不発に終わったバンドで妙なジャケットと言うマニアの嗜好を引きつける条件が加わっていますし。