Sergio Mendesと言うと、A&Mレーベル時代のBrasil '66などボーカルが入ったスタイルの知名度が高いですが、それ以前のアトランティックなどのインスト作品にも中々良いものがあります。特に私が傑作と思っているのは、Hubert Lawsのフルートが良い"The swinger from rio"でありますが、本アルバムはそれ以前、'61のデビュー作のようです。内容はというとその後の"The swinger from rio"などのBrasil '65以前の作品に比べると、管はトロンボーン少し入る程度のピアノ寄りのアルバムです。ラテン・パーカッションが入ったラテン・フレーバーのジャズ・ボッサと言った感じです。
コアなブラジル音楽ファンには毛嫌いされるように思われますが、この時代のSergio Mendes絡みのジャズ・ミュージシャンによるボッサ・ノヴァもの、実は中々良いものがあったりします。バルキーニョの東野さんに教えて頂いたものではありますが、Herbie Mannの"Do the Bossa Nova"は、コアな内容で最高です。Cannonball Adderleyのアルバムも悪くありません。
Brasil '66の成熟期のアルバム"Crystal illusions"収録の一曲、Antonio Adolfoのラブリーな名曲であります。比較的最近の小野リサさんの同名タイトルのアルバム秀逸です。そちらは、Deodatoのプロデュースであります。
こんなお仕事もしていたようです。
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