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2012年1月23日月曜日

Quarter moon in a ten cent town / Emmylou Harris


"Elite Hotel"に収録されている"Together again"のような有名曲はありませんが、味わい深いアルバムであります。特にM3"To daddy"など、バラード調の澄み渡るような絶品の歌が堪能できる好盤です。

Emmylou Harris


2012年1月13日金曜日

It Could Happen To You / Chet Baker


私、かなりChet Bakerファンなのでありますが、特に歳を取った後の枯れた感じが特に好きなのであります。特にイタリアなどのヨーロッパ録音は現地のミュージシャンのChetへのリスペクト感が相乗効果になって良いアルバムがあります。本作は、1958年録音で、定評のあるPacific Jazzレーベルの一連の作品の後、イースト・コーストに渡って録音した作品のうちのひとつ。最近購入した"In New York"が予想外に良かったので、さらに深追いして購入したものです。私的にはChetの歌はそれなり好きではありますが、どちらかと言うとトランペット多めの方が美味しく頂ける感じであります。本アルバムは全編歌ものでトランペットはほんの少しだけしか入っていません。悪くは無いのですが少し甘過ぎな感じであります。かなり多様されているスキャットはかなり微妙で、その部分がトランペットであれば良かったのにと思うのでありました。

Chet Baker






2012年1月12日木曜日

New Moon Rising / Karen Beth


イーストコーストのSSWのアルバム。Bearsvilleレーベルではありませんが、ベアズヴィル録音らしいです。名盤と言われているアルバムのようですが、実際に素晴らしいアルバムであります。Joni Mitchellの初期、"Ladies of the Canyon"頃のタッチに似た感じでしょうか。内容も歌唱もそれに引けをとらない水準であります。何と言っても曲が良いのであります。プロデューサはJohn Simonですが、カントリー・フレーバーでセンスの良いサウンドに仕上がっております。

Karen Beth

2012年1月7日土曜日

Rory Block / Rory Block


一般的には、Robert Johnson的なアコーステック・ブルーズをやるようになってから認知されるようになったRory Blockさんですが、幸運なことに、日本ではそれ以前の不遇だった時代の作品もCD化されております。Roryさんの実家はマンハッタンのグリニッジ・ヴィレッジのサンダル屋で、無名時代のBob DylanやJoan Baez、John Sebastian、David Grisman、それにパートナーのStefan Grossmanなどのミュージシャンが集まってセッションを繰り広げていたそうです。本アルバムは、そんなアメリカのポップ・ミュジックの温床で育まれた良質なアメリカン・ポップ・アルバムなのであります。歌声も今のブルーズ的な唱法は創造も出来ない可憐な歌で素晴らしいです。

Rory Block

2011年12月21日水曜日

A Christmas Spanking / Asylum Street Spankers


私の大好きなテキサス、オースチンのアコースティック・スウィング・バンド、Spankersのクリスマス・アルバム。私が持っているのは"Live in Europe 2001"とのカップリングです。抜群のスイング感と、絶妙なアンサンブル、コミック・バンド以上に楽しい超絶エンターテイメントがミックスしたスーパー・バンドであります。このクリスマス・アルバムもChristina Marのミュージカル・ソー(のこぎり)・ソロによる"Silent Night"、Christina Marのウクレレ弾き語りの"Blue Christmas"などのホノボノ系から、正統派的なカッコ良い"A Christmas Song"などまで軟硬取り混ぜた楽しいアルバムであります。"Linus and Lucy"のカバーも良いです。

Asylum Street Spankers


途中挿入される名曲カバーが楽しい曲です。



ビールの歌。



時々で仕掛が変わったりするのも楽しみな曲です。以前の日本公演ではアヒルの玩具が活躍していました。



Christina Marのミュージカル・ソーが活躍する曲です。

2011年12月18日日曜日

A Kate Davis Holiday / Kate Davis


米国オレゴン州ポートランドを中心に活動しているベーシスト兼ボーカリスト、Kate Davisさんのクリスマス・アルバム。セカンド・アルバムに当たるアルバムです。女子ベーシストというと、Nicki Parrottさんをご贔屓にしているのですが、Kateさんもかなり良いです。若いというのもありますが、伸びやかな天然な感じが何とも言えません。可愛いです。

Kate Davis


本アルバム収録の"Christmas time is here"。CDよりもすこしアップ・テンポの演奏。本人のアップロードらしいです。撮影時17歳ということです。



2011年12月16日金曜日

Memorabilia Navideña / Tish Hinojosa


Tish Hinojosaさんのクリスマス・アルバム。カントリー業界での活躍も長い方ですが、テックスメックスやスペイン語のアルバムが特に素晴らしいと思います。本アルバムもほぼスペイン語のアルバムです。以前は入手しにくいアルバムで、ニューオリンズで知り合った方に譲って頂き、大切に聴いておりました。やはりTishの歌は心に沁みます。

Tish Hinojosa


1月前くらいの新しい映像ですが、変わらず素晴らしい歌が聴けます。YouTubeに感謝です。


2011年12月12日月曜日

Plays Again / Phineas Newborn Jr.


"Night in Tunisia"、"Nica's dream"、"Airegin"、"Bag's groove"と名曲の続く、1959年のローマ録音のピアノ・トリオ作品。中でも"Airegin"はピアノ・ソロという趣向の変わったテイクですが最もPhineasっぽい閃きがあって最高です。

Phineas Newborn Jr.


名盤"A world of piano"の中でも特に名演として名高いRollinsの"Oleo"の演奏。ただ上手いだけで無い何かがありますよね。



"Airegin"ですが、Stan Getz、Chet Bakerのクインテット。中々、迫真の演奏です。ピアノはJim McNeely、特にベースがGeorge Mrazというところもポイント高いです。

2011年12月9日金曜日

Dedications / Alan Pasqua


ジャズのフィールドだけでなく、ジャズ・ロック、ポップスなどでも活躍するピアニストのリーダー・アルバム。ECM系のHalland、Motianとのトリオに、Breckerなどのゲストを加えた中々豪華なアルバムです。ピアノの演奏もスクエアで端正な演奏ですが、装飾フレーズの効果か適当な浮遊感があって中々良い演奏であります。コンボ編成の展開もツボを押さえていて良い感じであります。

Alan Pasqua


本アルバムの収録曲。本人のポストらしいです。



Alan Holdsworthのバンドでの演奏です。かなり長い間一緒に活動していたようです。

2011年12月4日日曜日

Just Me / Clare Fischer


米国人ピアニスト、Clare Fischerのピアノ・ソロ・アルバム。Helio Delmiroとのコラボレーション・アルバムもあるようにブラジル音楽にも造詣のある人です。最近、東芝の999円シリーズでCD化されたトリオのボサノヴァ・アルバムもブラジル人に引けを取らない快調な演奏を聴かせています。また、最近亡くなったGeorge Shearingのボサノバ・アルバムもClare Fischerの木管のアレンジがお洒落な、相当に良いアルバムです。さて、本アルバムの内容ですがサルサ・リフをベースにした"Autumn leaves"がら始まり、Baden Powellへのトリビュート曲と多彩な音楽性を聴かせてくれます。東芝の999円シリーズのメイン・ストリーム・ジャズのトリオも良いアルバムです。

Clare Fischer

相当古い映像ですが、João DonatoとのアルバムのあるBud Shankとの演奏です。


この"Morning"という曲はFischerの代表曲らしく、YouTubeに沢山画像がありました。フェンダー・ローズ弾きとしても定評がありますが、流石な演奏であります。


その"Morning"のカバー。ハスキーで中々良い良い歌手です。

2011年11月20日日曜日

Piano Portraits / Phineas Newborn Jr.


東芝999円シリーズの第4弾の中の一作。このシリーズ、1枚あたりの価格は安くて良いのですが、大量にリリースされるし、初CD化や、意外な企画盤、気になるアーティストが参加した作品などがあったりして散財の元になっております。本作は、私の好きなピアニスト、Phineas Newbornの初期、ルーレット・レーベルの作品、帯にある「傑作」という程ではありませんが、傑作"A world of piano"に至るステップとして、中々の出来のアルバムであります。ちなみに、この第4弾の中では、フィリピン系アメリカ人のVi Velascoの"Singing the bossa nova"がお勧めです。サックスにアンサンブルに定評のあるZoot Simsが入っているためか、非常に良く出来た、お洒落なジャズ・ボッサ・アルバムです。アイデア、選曲も良く、M1のGershwinの"I got rhythm"のカバーから最高であります。

Phineas Newborn Jr.

2011年11月10日木曜日

The Chopsticks Variations / Margo Guryan


おそらく、"Take a picture"という一部で非常に人気のあるポップス・アルバムのウィスパー・ヴォイスのSSWと同一人物だと思われます。元々クラッシックのバックグラウンドのある人で、シンガーを引退後にクラッシックを勉強し直したりしたそうです。子供向けの練習曲のようでもあり、ニューエイジ的でもある可愛らしさのあるオリジナルのピアノ変奏曲集です。シンガー時代の作品も多くカバーされているように作品のクオリティーが高いのですが、本作の楽曲もウィットに富んだ楽しいものばかりです。

Margo Guryan








やはり"Take a picture"はエバー・グリーンな名盤であります。

2011年10月19日水曜日

Bird & Dizz / Charlie Parker

8曲入りなので元々はSP盤だったのだと思いますが、ヴァーヴ・レーベルのParkerとGillespie双頭クィンテットのアルバム。帯に「火の出るような」とありますが、どちらかと言うと余裕のある演奏が楽しいです。なんと言ってもThelonious Monkのウィットに富んだ演奏が効いています。Gillespieのミュートも良い感じでそれにレスポンドしています。Buddy Richのシンバル、Monkのピアノと始まる曲の展開は最高です。SP時代のアートワークには秀逸なものが多いですが、特にこのアルバムのアートワークは最高です。
Charlie Parker

2011年10月10日月曜日

Roll 'Em / Shirley Scott


ハモンド・オルガンの女王Shirley Scottが、インパルス時代にビッグ・バンドと競演した企画版。最初に聴いた時にはオルガンの出番が少なくて物足りないと思ったように記憶していますが、聴きなおしてみるとゴージャスなサウンドで、オルガンも軽快にスィングしていて相当良いアルバムであります。ブルーノートなど他のレーベルでは、Eddie Lockjaw Davis、Stanley Turrentineとサックスとのコンボが多いですが、インパルス時代には、トリオ編成の良いアルバムをリリースしておりました。私的にはJobimの"Corcovado"のカバーが収録されている"On a clear day"もタイトルどおり朗らかな感じで良いアルバムです。

Shirley Scott


この音源もインパルス時代、"Great Scott!!"収録のボーカル入りのナンバー。これがかなり良いです。"For members only"との2 in 1でCD化されておりました。

2011年10月7日金曜日

Get Rhythm / Ry Cooder


ギター職人、スライド職人、ルーツ&ワールド・ミュージック案内人Ryのアルバム。今までのキャリアの中で中間地点くらいの時期ではないでしょうか?Bobby King & Terry Evansと一緒に活動していた時期でもありますが、"Going back to Okinawa"という曲が収録されていますので、沖縄も少しかじっていた時代なのかもしれません。でも、ハワイ、マダガスカル、キューバ程は傾倒しなかったのかもしれません。ゴスペル、ブルーズ、沖縄、テックスメックス、カントリーとRyのアルバムの中でも最もカラフルなアルバムではないかと思います。私の最も好きな"Paradise and Lunch"的というか、"Paris Texas"感もあるカントリー・フレーバーのM8."Across the borderline"などもかなり良いです。

Ry Cooder


Bobby King & Terry Evansも登場するアルバム・タイトル曲のPVです。



"Going back to Okinawa"の日本でのライブです。


喜納昌吉さんってカッコ良いですね。ブリティッシュ・スカな感じもあったりします。

2011年10月5日水曜日

The Great Jazz Piano / Phineas Newborn Jr.


最近、東芝の999円シリーズでルーレット時代のアルバムがCD化されたPhineas Newbornですが、本作はその後、コンテンポラリー時代のアルバムの一枚です。名作として名高い"A world of piano!"の直後の録音で、Phineas Newbornの絶頂期の一枚と思います。"A world of piano!"に比べて比較的小粒な曲が多いですが抜群のスピード感がある演奏が詰め込められていてかなりの傑作だと思います。MonkチューンのM5、"Well, you needn't"の装飾やベースラインとのコンビネーションなども絶品です。

Phineas Newborn Jr.


DVD化されていたJazz Scene USAの画像と思われます。"A world of piano!"にも収録されているRollinsナンバーです。

2011年10月3日月曜日

With Symphony Orchestra / Bill Evans Trio


"Plays The Theme From The V.I,P.s"ほどではないですが、Bill Evansの迷作(誤変換ではありません)のひとつだと思います。トリオを主に、その他にもソロ、コンボなど種々の傑作を残しているEvansですが、本作のようなイージー・リスニング的なアルバムはあまり人気も評価も高くないように思います。本作はJobimの"Wave"や"Tide"と同じClaus Ogermanのオーケストレーションによる作品であります。Evans作品という先入観なしで、"Wave"や"Tide"を聴くように思えば中々良いアルバムではないかと思います。ゆとりがある時向きではありますが。

Bill Evans



Tamba TrioのLuis Eçaの名曲"Dolphin"のEvansによる名演というか、この曲の演奏と言えばこのEvansのものが良いと思います。良い感じにバランソが出ているのも流石です。収録アルバムの"From Left To Right"の多少ストリングスが入っていますが私的に好きなアルバムの一枚です。



John McLaughlinのバージョンも中々良いです。

2011年9月30日金曜日

Love Is the Thing / Nat King Cole


女性上位のジャズ・ボーカル業界でSinatraと並んで男性ボーカルの双璧という感じのNat King Coleですが、端正さ、繊細さでは抜群という感じです。ミュージシャンズ・ミュージシャンであることも納得できる奥行きが感じれるのであります。本アルバムは、何と言っても定番中の定番の"Stardust"の名歌唱が収録されています。何度聴いてもこの曲のフレージングの素晴らしさには感動します。秋めいた季節には最高のアルバムです。

Nat


その"Stardust"ですが、画像も中々カッコ良いです。



Natalie Coleの歌も所々にNat King Coleの面影が宿っているように感じます。

2011年9月17日土曜日

Tell Mama / Etta James


ブルースの女王Etta JamesがMuscle Shoalsを訪れて録音した音源であります。ということでブルーズと言うよりソウル寄りのアルバムですが、これがかなり一級品のソウル作品になっております。Irma ThomasのMuscle Shoals録音と併せてお気に入りのアルバムであります。

Etta James


本アルバムの収録曲。



同曲のBeyouncéのバージョン。映画Cadillac Recordsのシーン。Etta Jamesに成りきっています。かなりの完成度です。

2011年8月27日土曜日

Thanks I'll Eat It Here / Lowell George


私のアイドルのうちの一人Lowell Georgeの唯一のソロアルバム。ブラスが使われたりして、Little Featとは一味違った感じではありますが、超ファンキーなチューンと泣きのアコースティック・バラード満載です。特にアコースティック・バラードはFeatより多め、終盤の展開は絶品です。CDのボーナス・トラックにLowell George/Ivan Ulz作、Valerie Carterのファースト"Just A Stone's Throw Away"のデモ・トラック、しかもValerie Carterとのデュエットであります。Rickie Lee Jonesの"Easy Money"、Featの"Two Trains"のカバーなども聴きどころです。

Lowell George


♪Seen my pretty Alice in every headlight, Alice, Dalls Alice...