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2011年2月3日木曜日

Blackberry Blossom / Mary MacNamara


Maryさんのセカンド・アルバム。ファーストのどこか神秘的でさえある雰囲気はありませんが、和み度数は同様に高いアルバムです。この演奏の優しさはMaryさんの人柄からくるものと思います。1曲目やタイトル曲をはじめ覚えたくなる良い曲が多数です。ところで1曲目の"Shandon Bells"という曲、Terry Binghamさんが演奏している"Willie Clancy's"とい曲と微妙に似ていて、私は両方の曲が混ざってしまったりしています。



Maryさんのビデオは以前のポストに掲載してしまったので、本アルバムに収録に収録されているホーンパイプ"Golden Eagle"を演奏している人たちのビデオを載せてみました。アコーデオンは適当な演奏が見つかりませんでした。






2011年2月2日水曜日

Bean Chairdín / Dympna O'Sullivan


守安さんの著書ではスーパーのレジの仕事をされている方と紹介されています。陽だまりの中に居る様な暖かな感じの音楽です。聴けば優しい気持ちになれる事請け合いです。フィドルが入っている曲が若干収録されていますが、大部分はソロやGeraldine CotterのピアノやEoin O'Neillのブズーキの控えめのバックアップのみで、コンサティーナの優しい音色が堪能できます。選曲も和める曲が多いです。一年に一枚くらいは素晴らしいコンサティーナのアルバムが見つかるのでこれからも楽しみにしています。

2011年2月1日火曜日

An Ceoltoir Fanach / Cathy Custy


Custyファミリーの親戚でしょうか、ニュージーランド在住の方のようです。守安さんの書籍やSharon Shannonの昔のビデオに観客で登場する音楽の先生、Frank Custyさんのバンジョーの演奏も聴けます。他にフィドラーのMary Custyがピアノを弾いていたり、同じくフィドラーのTola Custyなどが参加。全編に漂うホノボノ感がたまらないアルバムです。

2011年1月30日日曜日

Kitty Hayes Remembered / Kitty Hayes


Kittyが亡くなる一年程前、エニスのコンサートホールGlórなどでのライブ音源を収録した作品。Martin Hayes & Dennis Cahillの他、ブズーキのEoin O'NeillやコンサティーナのDympna O'Sullivanさん、アコーディオンのJosephine Marshさんなどのサポートを得て、溌剌とした演奏が収められています。

下のビデオは、2002年、丁度私がWillie Clancy Summer Scoolに参加した年の映像です。Willie Clancyでは毎晩楽器毎のリサイタルが開催されるのですが、Kittyさんもコンサティーナ・リサイタルに出演していました。お洒落な青いスーツで決めていらっしゃいました。下のビデオも他のメンバーがヨレた服装なのに一人だけオシャレです。


2011年1月29日土曜日

They'll be good yet / Kitty Hayes & Peter Laban


Kittyは、21世紀になってから"A Touch of Clare"という台所録音の傑作CDで突然現れたお婆さんコンサティーナ奏者です。長い間弾いていなかったコンサティーナを晩年になってから息子さんが亡くなったのを契機に演奏を再開し、多くの若い多くのミュージシャンらにサポートされ3枚のアルバムを遺しました。本アルバムは、Kittyのサポーターの一人のパイパーとのコラボレーション作品です。"A Touch of Clare"の煌くような素晴らしさは無いですが、本作の暖かい雰囲気に溢れたアルバムです。

この二人のセッションのビデオはYouTubeに沢山アップされていました。Kittyさんの可愛らしさと、Peterの優しい雰囲気が伝わるビデオです。


2011年1月26日水曜日

Keepers of Tradition / Various


クレアのコンサティーナ音楽のフィールド・レコーディング集。28人のコンサティーナ奏者の演奏が収録されています。Mrs. Crottyなどの伝説的な人から、初めて聴く人まで、恐らく古い世代の人の演奏のみのようです。コンサティーナ奏者としては比較的有名なChris Droneyさんや、守安さんの書籍に登場するGerdie CommaneさんやTommy McMahonさん、Jacqueline McCarthyのお父さんのTommy McCarthy、21世紀に入ってから活躍したおばあさんコンサティーナ奏者Kitty Hayesなどは他の音源でも聴くことが出来ますが、殆どはこのアルバムで初めて聴く人たちです。素朴さの極致と言った感じ、居間や台所の暖炉の温もりが感じられる音楽です。

守安さんの著書にも出てくるGerdie Commaneさんと、守安さん夫妻との演奏。これもCustysのサイトにあったビデオです。音楽もそうですが、子供が後ろで遊んでいたりしてなんともホノボノとしたビデオです。演奏が終わるとさっさと椅子を片付けてしまったりして、Gerdieさんの奥さんが良い味を出してます。残念ながら亡くなられたと、守安さんのライブで聞きました。ご冥福をお祈りします。

2011年1月22日土曜日

Dancing On Silver / Tim Collins


なんと以前に日本でコンサティーナのワークショップがありました。大崎で開催されたEnnis Festivalという催しで、2日間開催されました。その時のワークショップの先生がTimさんでした。とても気さくで熱心な方でした。短い時間に沢山のことを教えていただきました。トリプレット(同音三連)を出すためのスラップショットと言う技も教えていただきました。ひとつずつの音をクリアに出すというのは中々出来ませんが。本アルバムは、抜群の切れの良さと、どこか素朴な感じがする素敵なアルバムです。



テレビ番組の映像。本当に切れが良くて端正な演奏です。



Timさんが所属するKilfenora Ceili Bandの映像です。Sharon Shannonも参加。丈の短いスカートでがんばってます。ダンサーも出て豪華ですが、バンドのグルーブ感は最高です。

2011年1月19日水曜日

The Wind Among The Reeds / Jacqueline McCarthy & Tommy Keane


Jackie McCarthyとご主人のイーリアン・パイプス奏者Tommy Keane、それからブズーキ奏者のAlec Finnのアルバムです。JackieはWillie Clancy Summer Schoolでの私の師匠であります。早いもので、サマースクールに行ってから8年も経ってしまいました。Jackieはノートを使わない人で、Jackieのクラスは"Learn by ear"方式で、Jackieが少し弾いてから、同じ部分を生徒が一人一人順に弾いて覚えて行く方式でした。生徒は、子供からおばあちゃんまで年齢層も幅広く、スウェーデン人のお姉さんがいたりして国際色も豊かで楽しいものでした。ブレークの時間もやたらと長くゆったりとしたものでした。Jackieのコンサティーナは、2列24キーでC#が2つあるWheatstone製の素晴らしい音色で、演奏は独特の揺らぎのある譜面では表現不可能な魔法のような演奏です。草原の遠く、モハーの断崖越しに大西洋が見える景色が浮かぶような空気感も良いです。

iTunes Storeには本作の他、Jackieのソロや、Jackieの兄弟とのファミリー・バンド、Jackieの父Tommy McCarthyのアルバムが登録されています。Jackieの父Tommy McCarthyは、コンサティーナ、パイプスなどの伝説的マルチ・インストゥルメンタル奏者でです。中でも、Jackieのソロは★5個の傑作です。

Jacqueline McCarthy The McCarthys Tommy McCarthy

RTE(アイルランド国営放送)の映像、比較的最近のものようです。



映像の途中で、Willie Clancy Summer Schoolの話題も出てきます。

2011年1月18日火曜日

Happy To Meet - Sorry To Part / Horslips


ジャケットの八角形のコンサティーナがイングリッシュ。ですが、Wikipediaによるとアイルランドのバンドらしいです。少しサイケっぽい雰囲気もありますが、この手のトラッド指向のバンドにありがちな必要以上に生真面目な感じが無くて割とマイルドで聴き易いです。YouTubeを見るともっとロックなバンドようです。このアルバムはかなりトラッド寄りで悪くないと思います。変形紙ジャケットにも惹かれますし。

Horslips

2011年1月16日日曜日

Traditional Music from East Clare / Mary MacNamara


コンサティーナは、アイルランドの西、モハーの断崖があるクレア県で盛んに使われる楽器です。コンサティーナには八角形のイングリッシュと六角形のアングロがありますが、アイリッシュで使われるのはアングロです。通常は30キーのC/Gという、一列目にGのスケール、二列目にCのスケールがあるものがスタンダードです。

クレアの音楽やこのCDは、以前にも書いた守安功さんの書籍で知ったものです。その本に紹介されている音源のなかで決定的に感化されたものの一枚がこのアルバムです。守安さんも言及されていますが、スペクタクルも全く無い極めて地味で素朴な音楽であります。そんな優しい音楽を代表する音楽です。普通より低めのキーが使われたり、ゆったりとしたテンポでの演奏が心に沁みます。故PJ Hayesと現代のフィドル奏者のヴァーチューゾMarin Hayesの伴奏も渋く味わい深く同様に優しいです。アイルランド音楽、というより音楽の本質を教えてくれるアルバムです。

Martin Hayesとの演奏。RTE(アイルランド国営放送)のドキュメンタリー"Come west along the road"に収録されているシーンです。Martin Hayesの今の髪型ってパーマなんでしょうか?葉加瀬太郎もパーマみたいですが、





Custysのホームページに掲載されている画像です。ビート感も素晴らしいのです。ストンプ音も音楽の一部です。