2011年1月19日水曜日

The Wind Among The Reeds / Jacqueline McCarthy & Tommy Keane


Jackie McCarthyとご主人のイーリアン・パイプス奏者Tommy Keane、それからブズーキ奏者のAlec Finnのアルバムです。JackieはWillie Clancy Summer Schoolでの私の師匠であります。早いもので、サマースクールに行ってから8年も経ってしまいました。Jackieはノートを使わない人で、Jackieのクラスは"Learn by ear"方式で、Jackieが少し弾いてから、同じ部分を生徒が一人一人順に弾いて覚えて行く方式でした。生徒は、子供からおばあちゃんまで年齢層も幅広く、スウェーデン人のお姉さんがいたりして国際色も豊かで楽しいものでした。ブレークの時間もやたらと長くゆったりとしたものでした。Jackieのコンサティーナは、2列24キーでC#が2つあるWheatstone製の素晴らしい音色で、演奏は独特の揺らぎのある譜面では表現不可能な魔法のような演奏です。草原の遠く、モハーの断崖越しに大西洋が見える景色が浮かぶような空気感も良いです。

iTunes Storeには本作の他、Jackieのソロや、Jackieの兄弟とのファミリー・バンド、Jackieの父Tommy McCarthyのアルバムが登録されています。Jackieの父Tommy McCarthyは、コンサティーナ、パイプスなどの伝説的マルチ・インストゥルメンタル奏者でです。中でも、Jackieのソロは★5個の傑作です。

Jacqueline McCarthy The McCarthys Tommy McCarthy

RTE(アイルランド国営放送)の映像、比較的最近のものようです。



映像の途中で、Willie Clancy Summer Schoolの話題も出てきます。

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