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2012年3月18日日曜日

Shooting At The Moon / Kevin Ayers


再びカンタベリー系からの一枚。同じSoft Machine出身のRobert Wyattと同様、キャッチーで穏やかな側面と、そうでもない側面との二面性が魅力に感じている人も多いのではないか思います。私の場合、どちらかというと脱力するために音楽を聴くことが多いので、幾分余裕のある時に聴くと良い感じだと思います。Soft Machine系で多用されるFender Rhodesのサウンドもポイントです。

Kevin Ayers


本アルバムM1の"May I?"。この手の決定的に魅力的な曲があったりします。

2011年8月6日土曜日

Fátima Guedes / Fátima Guedes


Fátima Guedesのファースト・アルバム。Odeonレーベル100周年の一枚としてリリースされたCD。女流ソング・ライターとしてブラジルを代表する存在でありますが、特に、バラード調のスローな曲に格調高い名曲が多いように思います。丁度Jobimの"Se todos fossem iguais a você"のような感じです。本作にもVelasレーベル時代の名曲"Minha nossa senhora"に匹敵する名曲が収録されております。また、サウンド的にはフェンダー・ローズが多用されていて、私的には好感度アップなのであります。

Fatima Guedes


本アルバム収録曲の映像。なんと、後半にElisが歌います。良い曲だし、良い映像です。



Velas時代の名曲"Minha nossa senhora"。Marco Pereiraのヴィオランをバックにしたライブ映像です。

2011年6月6日月曜日

Samba Blim / Tamba 4


端正なLuis Eçaのピアノと、ヒューマンなBebetoのボーカル&フルートが創り出す絶妙なコンビネーションが魅力的なTamba Trioが米国進出を機に4人編成で製作したアルバムのうちの一枚。名曲"Dolphin"を含む1枚目の"We and the see"の方が一般的には有名のような気がしますが、なぜか日本のユニヴァーサルでは2枚名の本作だけが紙ジャケ化されています。確かにアルバムの充実度としては本作の方が上のようにも思います。コーラス入りで、若干売れ筋狙いの感のTamba Trioとしての作品よりも、インスト・パートが充実した本格ジャズ・ボッサ・アルバムなのであります。

Tamba 4


Bill Evansがフェンダー・ローズを弾く傑作"From left to right"には、Luis Eçaの名曲"Dolphin"の演奏が2テイク収録されています。2テイクともこの曲の決定的な名演と言えます。Evansのピアノは意外にもブラジル的なバランソに上手く乗っかっています。さすがです。

2011年2月17日木曜日

Mr. Hands / Herbie Hancock


CBS時代のHancockのアルバム。この時代は、ブルーノート時代よりやんちゃな感じが良いと思います。本作は、Ron Carterとの"Calypso"、Jaco Pastriusとの"4 A.M."を含むファンキーかつ豪華な作品です。特に後者はHancockのローズ・ピアノが冴えまくります。

Herbie Hancock

2011年2月6日日曜日

Two / Bob James


大学生のころ調布のひとつ隣、京王多摩川の風呂なしトイレ共同のアパートに住んでいました。最近はそう言う物件ってあまり無いのかもしれません。当時は、昔の長屋的な感じで、アパートの住人同士で交流がありました。Bob Jamesは、その時隣に住んでいた当時中央大学生の沖縄出身の方が好きで教えていただきました。

このアルバムはBob JamesがCTIレーベルで大ブレークする前のTappan Zeeというレーベルでリリースされていたものです。邦題が"夢のマルディグラ"というものなので、原題もそう言う感じのものかと思っていましたが違っていました。Paul Simonの有名曲"Take me to the Mardi Gras"が1曲目にフィーチャーされているのでそう言う邦題だったのだと思います。ニューオリンズ風の曲と演奏と言うよりは偽サンバのようではありますがハッピーで良い感じの演奏であります。Bob Jamesというとフェンダー・ローズ使いという印象がありますが、この曲をはじめ気持ち良いローズの演奏が数曲収録されています。Pati Austinが歌う曲も良いです。

Bob James



昔のコマーシャルですが、レトロな雰囲気も良い感じです。



Zachary RichardとAllen Toussaintによる"Take me to the Mardi Gras"のパフォーマンス。Zacharはケイジャン音楽の領域では良く知られた人ですが最近では広範囲の活動しているらしいです。かなり良い歌を歌っています。Allen Toussaintのピアノは言うまでもなく最高です。



ついでのPati Austinのビデオも。注)渡辺直美ではありません。

2010年11月10日水曜日

Who is this bitch, anyway? / Marlena Shaw


Marlena Shawさんの代表作と言われているアルバム。ソウルともジャズともジャンル分けの難しい歌手ですが、本作は最強のソウルアルバムであります。そのものが音楽的でもある長い会話から曲につながって行くカッコ良い出だしから黒っぽさ120%の歌唱が圧巻です。サウンドのグルーヴィーかつスタイリッシュで最高です。特にLarry Nashという人のフェンダー・ローズを中心とするキーボード・ワークは最高です。"Feel like making love"の抑え気味ながら徐々にホットになって行く感じなんて何度聴いても感極まります。

Marlena Shaw


2010年11月9日火曜日

Libby Titus / Libby Titus


Steely DanのDonald Fagenの奥方でもあるアメリカのSSW、多くの人にカバーされているワルツの名曲"Love has no pride"の共作者でもある、Libby Titusの唯一のソロ・アルバム。数年前までこの人もそのアルバムのことも知らなかったのですが、仕事関係の知人に勧めていた頂き知った次第ですが、アメリカのポップ史上重要なアルバムの一枚のようです。数年前に紙ジャケットで復刻されるまで、CDは入手しにくいものでした。"Love has no pride"他にも美しいメロディーを持つ曲が多数収録されており、Libbyの歌も、適度に情感があり重すぎず軽すぎず余裕があり非常に良い感じです。プロデューサーもPaul Simon、Carly Simon、Robbie Robertson、Phil Ramoneと超豪華、サウンドも70年代のアメリカのフォーク/ポップ/ロックの王道的サウンドです。Libbyの歌は、このソロ・アルバム以外にもSesami Streetのトリビュート・アルバムや、Bacharachのサントラなどで僅かに聴くことが出来ます。

Love Has No Pride - Don't Cry NowLove Has No Pride - Never Letting Go

2010年11月3日水曜日

Cat Trick / Lauren Wood


ネコ目にコラージュされたポートレートが印象的なアートワークの本作は、女性SSWのLauren WoodのAOR期の作品です。Michael McDonald風のM1から、Michael McDonald風のRobbie Dupreeのコーラスの入るM3、等々捨て曲なしの充実作ですが、なんと言っても映画"Pretty woman"のサウンドトラックとして有名な"Fallen"が収録されています。Lauren Woodのボーカルも女性版Michael McDonaldともいえるハスキーかつソールフルなボーカルもイケ手いますし、自身もキーボード奏者であるためにフェーンダー・ローズを多用したキーボード・ワークも秀逸です。

Lauren Wood


Jeanie Cunninghamという人のテレビ番組に出演した映像です。"Fallen"はベアーズヴィル・レーベルの名作Nicole Willsの"Tell me"やNicolette Larsonのセカンド・アルバムなどでカバーされています。

2010年10月21日木曜日

Light as a feather / Chick Corea and Return to Forever


カモメのジャケットに続くCheck Coreaの"Return to forever"の第二作。前作同様、炸裂するChick Coreaのフェンダー・ローズ、クリアなFlora Purimのボーカル、ローズとのユニゾンが美しいJoe Ferrellのフルート、完璧なグルーブを造るStanley ClarkeとAirto Moreiraのリズム隊と完璧な布陣であります。前作に勝るとも劣らない高水準のアルバムです。

Chick


で、この作品のラストを飾る"Spain"のトリオでの演奏。Coreaのローズの演奏が堪能できるビデオです。


2010年8月13日金曜日

Samba Copacabana / Mark Isbell & Friends


アメリカ人サックス奏者のジャズ・ボッサ・アルバム。ケペルさんのMPB Storeで購入したものです。エレピを多用したリズム隊に、軽快なボッサ・ドラムにクリアなソプラノ・サックスが乗った夏向き爽快インスト・アルバムとなっております。ヴィオランのNelson Fariaを始めバックの演奏も抜群です。Marcos Valle, Carlos Lyra, Tom Jobim, Edu Loboなど、ボッサの大御所の作品は一曲づつで、ブラジルのジャズ系ガイタ奏者Mauricio Einhornが2曲、同じくブラジルのトランペット奏者Claudio Roditiの1曲、ラストはIrakereのPaquito D'Rivera作品という選曲もかなり粋な感じです。

Mark

2010年5月4日火曜日

Bebeto / Bebeto Castilho


Tamba Trioのベース/フルート奏者の’70年代に発表されたソロ作品。Biscoito Finoからリリースされた2006年の2作目の傑作よりも、かなり素朴な作品であります。なんと言っても謙虚な佇まいと、ブラジルらしい朴訥な歌とフルートの演奏に癒されます。たぶんLaércio de Freitasと思われるエレピも心地良いです。ラスト2曲の緩さなんて最高です。その前にPixinguinhaのショーロ("Voltei Ao Meu Lugar"とクレジットされていますが通常"Naquele Tempo"と呼ばれている曲ですが)のローズピアノとフルートという組み合わせもお洒落です。何故か、BebetoとLaércio の2人って外見が妙に似ている気がするのですが...

Bebeto - Bebeto


2010年4月18日日曜日

Afrodite / Valdambrini Piana Quintet


イタリア・ジャズの王道Basso-Valdambrini~Idea6の系譜のコンボであります。この系統のどこまでもまろやかで熟成されたホーンセクションがそのままに、アシッドはフェンダー・ローズの上に乗っかった絶品であります。

Oscar Valdambrini - Dino Piana Quintet - Afrodite


Dino Pianaも若々しいBasso-Valdambrini with Pianaの画像です。

2010年4月16日金曜日

DONATODEODATO / João Donato


Eunir DeodatoのアレンジによるJoão Donato作品。歌ものとピアノトリオ以外のDonatoのバンド/オケものでは最高なのではないかと思います。他のClaus Ogermanのアレンジのものなどより、粋というかやんちゃでファンキーで、カッコいい演奏が満載なのであります。しかもDonatoのローズ・ピアノがキレまくってます。"Quem é Quem"収録の"Ahiê"のインストヴァージョンと思われる"Where's J.D.?"なんて最高っす。iTunesで試聴できます。ジャケ違いもあるようです。

Jo?o Donato - Donato Deodato - EP

2010年4月14日水曜日

Summerin' / 土岐麻子


土岐麻子さんのポップモードのCDです。松田聖子さんの"小麦色のマーメイド"は、ローズピアノが良い感じの傑作カバーと思います。マドンナの"La Isla Bonita"は少し難しくなってしまった感じでしょうか。オリジナルの"smilin'"もローズが入ってます。土岐麻子さんのアルバムは多少なりとローズが聴けるのでローズ好きには外せないです。ラストの大貫妙子さんの"都会"のジャズ的なピアノとそうでもない打ち込み+ストリングスの組み合わせのアレンジなども絶妙です。

土岐麻子


"Smilin'"のライブ映像です。



大貫妙子さんとのライブ、曲はシュガーベイブ時代の"いつも通り"。またしてもローズが良いし、最高です。



中森明菜さんの"La Isla Bonita"、かなり行けてます。

2010年3月23日火曜日

Another Country / Tift Merritt


1年位前までディスクユニオン新宿本館の5Fにあったルーツ・トラディショナル・フロアで購入したCD。アイリッシュのCDも置いてあってラテンフロアに行く前に散財してしまうことがよくありましたが、随分と良い音楽を知ることができたので、閉館したのが非常に残念です。

で、このCDですが、アメリカのフォーク/ロックの傑作だと思います。全曲、Tift Merrittさんの自作なのですが、いずれも非常に良くできた美しい曲ばかりなのです。アレンジは、オーガニックな雰囲気なのですが、ギターもアコースティックよりは、エレキ・ギターを非常に自然な感じに使った、いかにもアメリカ的でありながらハイ・センスなものになっております。私のCD棚の中のとても大切なCDであります。

Tift Merritt - Another Country


PVですが、CDのジャケットのイメージが良く出てますね。Rhodesピアノも良い感じで使われています。


ロックっぽいライブです。


良い感じのCDショップでのインストア・ライブ。Rhodesの弾き語りです。

2010年3月6日土曜日

Heavy Falls the Night / Elizabeth Shepherd


最近タワレコで購入したものです。カナダの人らしいです。これが中々ものです。歌もソウルフルな感じで相当良いのですが、Rhodesが多用されているのが私的にはさらに得点アップなのです。ふつうのJazzより、Rad.とかと同じようのフィーリングのような感じでしょうか。

で、Rhodesのプレイのビデオをリンクしておきます。



ピアノでも良い感じにファンキーなプレイを聴かせてくれます。素晴らしい。



Elizabeth Shepherd

2010年2月25日木曜日

Quem é Quem / João Donato


João Donatoの作品は、ピアノ・トリオもの、歌もの、コラボもの、オーケストラものなどのジャンルがありますが、本作品は歌ものであります。Donatoの歌ものは何枚か持っておりますが、いずれも良い具合に脱力したハイ・クオリティなものであります。本作品は一般にも傑作と呼ばれている作品であります。私的には、Ahiêという曲特にお気に入りです。Deodatoとのコラボ作品に"Where's J.D.?"というタイトルで演奏されているインスト・ヴァージョンも良いんです。ヨレた感じの歌手の宝庫のブラジルでもDonatoの歌は屈指のものであります。さらに、本作ではRhodesの演奏が最高でもあります。音の抜き方と言い、裏拍の効いたフレージングなどさすがなのです。最近リリースされた、ピアノ・トリオものも良さそうです。

Jo?o Donato

2010年2月18日木曜日

Bossamysoul / Peter Getz


2008年作、スウェーデン人のAOR作品。お気楽なMichael Franksという風情の音楽である。Asylum Street SpankersのWamoばりの太目の風体やトロピカルな服装も音にマッチしているし、それが北欧の人というミスマッチも中々イカしている。バンドのRhodesの中々、ジャズも盛んな国なので演奏レベルも高いです。

Peter Getz

2010年2月11日木曜日

Geraldo Pereira / Bebel Gilberto & Pedrinho Rodorigues


ボッサの帝王João GilbertoとMiuchaの娘という超サラブレッドで今やエレクトリック.ボッサの女王とも呼ばれるBebelが十台の頃に録音した貴重な音源であります。父JoãoがアイドルにしていたGeraldo Pereiraの作品を歌うという構図ににも何か良いものを感じますが、何よりもBebelの歌のカワイさはあります。

また、さらに、これが超々最高のジャズ・サンバなのであります。私、恥ずかしながらブラジルのジャズが分かるようになったのはごく最近なのです。以前は、こういうサンバは全く守備範囲外だったのですが、今や大好物になってしまいました。やっぱりCD棚の肥やしは必要なのだと納得する今日この頃であります。ピアノは幻のピアノ・トリオTempo TrioのHelvius Vilelaという人です。しかも、私的に最も位の高い楽器であるFender Rhodesばかり弾いているのも最高です。

Bebel Gilberto


それでは、BebelのSo Niceです。このテイクもエレピとピアノの重ね方など奇跡的な曲であります。このBebelのデビュー・アルバムには、プロデューサの悲運があったという話をBarquinhoの東野さんから聞いたことがあります。So Nice(Samba de Verão)の作者、Marcos ValleもRhodesの名手であります。



BebelとJoãoの音源もありました。YouTube恐るべし。



近年、最も良く耳にするRhodesと言えばこれですけどね。

2010年1月29日金曜日

Leira Pinheiro / Leila Pinheiro


Leila Pinheiroさんのファーストアルバムでしょうか。数ヶ月前に偶然中古で購入したものです。何故かファンキーな1曲目以外は全部良い充実作なのでした。ラッキーっす。良く1曲目だけ考えすぎってアルバムってありますよね。

Jobimから、Donato, Ivan Linsなどなど超豪華ゲスト作品なのですが、全体的な上手い具合にプロデュースされております。ローズピアノが活躍する曲が多いのも私好みであります。Donatoがエレピを弾くPassarinhoも、Donatoモードにハマってます。渋く決めてられているFalando de amorでは、Joel Nascimentoの泣きのバンドリンが聴けたりもします。

Leila Pinheiro