2010年2月11日木曜日

Geraldo Pereira / Bebel Gilberto & Pedrinho Rodorigues


ボッサの帝王João GilbertoとMiuchaの娘という超サラブレッドで今やエレクトリック.ボッサの女王とも呼ばれるBebelが十台の頃に録音した貴重な音源であります。父JoãoがアイドルにしていたGeraldo Pereiraの作品を歌うという構図ににも何か良いものを感じますが、何よりもBebelの歌のカワイさはあります。

また、さらに、これが超々最高のジャズ・サンバなのであります。私、恥ずかしながらブラジルのジャズが分かるようになったのはごく最近なのです。以前は、こういうサンバは全く守備範囲外だったのですが、今や大好物になってしまいました。やっぱりCD棚の肥やしは必要なのだと納得する今日この頃であります。ピアノは幻のピアノ・トリオTempo TrioのHelvius Vilelaという人です。しかも、私的に最も位の高い楽器であるFender Rhodesばかり弾いているのも最高です。

Bebel Gilberto


それでは、BebelのSo Niceです。このテイクもエレピとピアノの重ね方など奇跡的な曲であります。このBebelのデビュー・アルバムには、プロデューサの悲運があったという話をBarquinhoの東野さんから聞いたことがあります。So Nice(Samba de Verão)の作者、Marcos ValleもRhodesの名手であります。



BebelとJoãoの音源もありました。YouTube恐るべし。



近年、最も良く耳にするRhodesと言えばこれですけどね。

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