2011年6月6日月曜日

Samba Blim / Tamba 4


端正なLuis Eçaのピアノと、ヒューマンなBebetoのボーカル&フルートが創り出す絶妙なコンビネーションが魅力的なTamba Trioが米国進出を機に4人編成で製作したアルバムのうちの一枚。名曲"Dolphin"を含む1枚目の"We and the see"の方が一般的には有名のような気がしますが、なぜか日本のユニヴァーサルでは2枚名の本作だけが紙ジャケ化されています。確かにアルバムの充実度としては本作の方が上のようにも思います。コーラス入りで、若干売れ筋狙いの感のTamba Trioとしての作品よりも、インスト・パートが充実した本格ジャズ・ボッサ・アルバムなのであります。

Tamba 4


Bill Evansがフェンダー・ローズを弾く傑作"From left to right"には、Luis Eçaの名曲"Dolphin"の演奏が2テイク収録されています。2テイクともこの曲の決定的な名演と言えます。Evansのピアノは意外にもブラジル的なバランソに上手く乗っかっています。さすがです。

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