2011年6月22日水曜日

Look To The Rainbow / Astrud Gilberto


Astrudの絶頂期、Verve時代の一枚。Astrudは私の最も好きな歌手の一人です。所謂イノセントな歌い方をする歌手は、例えばClaudine Longetなど、それなりにいる訳ですが、最もナチュラルでありかつ普遍的なのはAstrudにおいて他は無いと思います。本アルバムは巨匠Gil Evansのアレンジによる作品で最高傑作に挙げる向きもあると思います。Chicoの""Jobim色の強い"The Astrud Gilberto Album"、ジャズ・ファンには馴染み深い"The Shadow Of Your Smile"、Walter Wanderleyのオルガンが軽快な"A certain smile..."など、どのアルバムも傑作と言えるものです。私的には、息子とのデュエット曲"You didn't have to be so nice"が収録された"Beach Samba"が一番でしょうか。Associationのカバーがタイトル曲の"Windy"も、再び息子とのデュエット曲が収録されているし、Marcos Valleのカバーが相当良いので捨て難かったりします。

Astrud Gilberto



イタリア語でのJobim作品。リオの歩道の石畳模様を使った演出がお洒落です。

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