2010年1月19日火曜日

U.S.A. / Sylvia Telles


しばらくの間、オジサンっぽいジャケット写真が続いたので本日は美形ジャケットにしてみました。と言うことでボサノヴァ業界随一といわれる美形Sylvia Tellesを取り上げてみました。

私、Joyceなどからブラジル音楽に入ったのですが、間もなくビュアなサンバやショーロしか受け付けなくなり、ジャズっぽいのなど言語道断な時期があたりしました。その後、第2次ジャズブーム(単なるマイブームです)から、ユーロジャズ、特にイタリアものを経て、今やJazz Bossも大好物になってしまいました。Rare Grooveとかしていた若者に遥か遅れを取った感じですね。

また、Sylvia Tellesの良さも、以前は良く分かっていませんでした。このアルバムは、以前から割りと好きではあったのですが、その他はピンと来ていなかったのです。1~2年前に山本のりこさんが歌っていたIt might as well be springをきっかけに、Astrudのヴァージョンを経てSylviaのヴァージョンに辿り着き、それからSylviaの多くのアルバムの良さが分かるようになったのです。特にElenco版のIt might as well be spring(米版はThe face I love - Marcos Valleですね)は、愛らしいアルバムであります。また、MenescalやLúcio Alvisらとのライブ版Bossasessionは溌剌とした感じがたまりません。Telefoneの掛け合いは良いものです。

このアルバムは、アメリカ人のバックアップによる録音ですが、ジャズマナーではありますが非常にボサノヴァにマッチしたバックアップになっています。ギターのBarney Kesselの演奏など、Garotoばりに良い感じです。Sylviaの歌も少しだけかすれた声も可愛く、良いものです。

Sylvia Telles

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