2010年1月6日水曜日

STANDARDS gift / 土岐麻子


シンバルズというグループのヴォーカリストだったそうです。実は聴いたことがありません。かなり前にヴィレッジ・ヴァンガード(日本の書籍/雑貨店の、ニューヨークのライブハウスではありません)で買ったライブ盤を愛聴していたのですが、その他のアルバムを購入したのは最近です。そのライブ盤はFender Rhodesのみをバックに歌われるローズ好きにはたまらない実に素晴らしいものです。ソロ・デビュー作もピアノとローズが絶妙に組み合わされた傑作であります。本アルバムもローズの割合は少ないものの要所ではローズが良い感じで鳴っております。

「ジャズを歌う」というサブ・タイトルのわりには、Beatles、Stylistics、Swing Out Sisterなどのカバーの比率も高くなっています。それらのカバーも含めて良い具合に仕上がっています。特に"You Make Me Feel Brand New"はローズに父君、土岐英史さんのソプラノ・サックスの好演もあり、特にカッコ良いと思います。

それから、ピアニストの方が演奏するヴァイブやリコーダー、メロディオン(スズキの?)の素朴というか少しトボケた感じも良い効果となっています。

土岐麻子

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