2010年11月25日木曜日

It mght as well be spring / Sylvia Telles


Sylviaの歌は、Nara LeãoやAstrud Gilbertoなどのような線の細い日本人のボサノバのステレオタイプ的な歌ではありませんが、非常に感じの良い歌を歌う人であります。ある意味ボサノバのスピリットを強く感じる人でありまが、本作はSylviaの最高傑作ではないかと思っています。アメリカ録音で、アメリカKappレーベルに遺された2作のうちの一作ですが、ブラジルではElencoからリリースされていました。アメリカ盤ではMarcos Valle作品の"The face I love"がアルバムタイトルとなっていましたが、ブラジル盤では同名タイトルのものと上掲のものとがあるようです。Elenco盤の"The face I love"のアートワークは最近のBlanco y Negroからリリースされているベスト盤"The voice I love"に使われているものと同じだと思います。上掲のアルバムとアメリカ盤では同じ曲目が収録されていますが、曲順が異なります。私は断然ブラジル盤の曲順の方が良いと思います。タイトルとアートワークもこちらが気に入っています。タイトル曲の他、"Pardon my English"や"Baubles, Bangles and Beads"など、アートワークのイメージ通りとてもキュートです。

Sylvia Telles



Sylviaの娘、Claudiaの歌です。Dindiは母のニックネーム、Elencoレーベルのオーナーでありプロデューサであった夫のAloysio de Oliveiraが作詞、Jobimが作曲した作品です。

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