イタリア・ジャズの至宝であります。ジャズ・ボッサを完全に昇華した軽快さと、イタリアン・メイドのお洒落で粋なアルバムです。Gino MarinacciのフルートとDino Pianaのトローンボーンのフロント陣のリラックスしながらも絶妙のアンサンブルに加え、ピアノ、ギター、ドラムもボッサ風のタッチを完全に消化されて自然に表現されております。ディレイとオルガンを使ったアシッドな曲まで、前編に渡りこれこそクールと呼ぶに相応しいのではと思います。
ここ数年の間にイタリア・ジャズに出会って、そのボッサ的な側面が、私的な音楽地図のミッシング・リンクを埋める鍵でありました。それによって、日米欧のポップス、ロック、ジャズ、フォークとブラジル、ラテンのポップス、ロック、ジャズが連続的に聴けるようになったような気がします。
iTunesストアにもAmazonにもこれしか載っていませんでした。
で、この"Oh Happy Day"(Cesar Camargo MarianoのSom Trêsもカバーしているのであながち場違いな曲でもないのです)でフルートを吹いている人がGino Marinacciさんらしいです。
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