I started to post this blog to organize my CD shelf and find again CDs sleeping.
2011年7月31日日曜日
As Flores Em Vida - Nelson Cavaquinho / Various
今年が生誕100年ということで、いくつかのトリビュート・アルバムが製作されているようですが、本作は古いものでEldoradoレーベルで製作されたものです。プロデュースはCristina BuarqueとCarlinhos Vergueiroです。Nelson本人の演奏の他に、Nelson Cavaquinhoと言えば欠かせないBethの他、Chico, João Bosco, Toquinhoなど豪華メンバーが各々味のある演奏が聴けます。NelsonとPaulinhoのコラボも良いテイクです。中でもラストのユニゾンのコロによるラストの"Quando eu me chamar saudade"が良いです。コロには、前出のメンバー全員にMauro Duarte, Paulo Cesar Pinheiroに加え、Bebelがクレジットされています。
DVD化されている映像です。このシリーズのDVDは何枚か持っていますが、何故か絵がアップばかりなのが残念です。Nelsonのショーロというと"Caminhando"が良く知られていますが、この曲も良い曲です。ヴィオランがGuiherme de Britoのようですが、グルーブ感があって良い演奏です。
YouTubeには、その他にも貴重な映像がありました。
こちらは、Elizethがホストするテレビ番組のようです。
Nelsonはマンゲイラの住人で、エスコーラのメンバーではなかったそうですが、マンゲイラではCartolaやCarlos Cachaçaと並んで偉大な作曲家として尊敬されております。今年のマンゲイラのエンヘードはNelson賛歌でありました。下の画像はエスケンチ(ウォームアップ)とジスフィーレ(パレード)の出だしの映像です。
家のレコード棚にある異色のカバーに、イスラエル出身のジャス・クラリネット奏者Anat Cohenのものがあります。これが中々良いアルバムです。Anatの兄弟も新進のジャズ・ミュージシャンではありますが、Anatはやはり演奏楽器がユダヤ音楽の華でもあるクラリネットというのがポイントが高いところです。
ところで、本日、Saku Sakuのイベントでビナウォークに行ってきました。海老名駅は大分変わっていましたがビナウォークは昔のままでした。あいにくの天候でしたが、イベントの最後に「骨折のうた」レゲエ・バージョンが聴けて良かったです。今年の歌では一番気に入ってます。
先々代のMC月島出身シーマムーン(木村カエラ)と先代の人形(ジゴロー)の頃って、うたのクオリティーなどは今と比べるべくもないですが、勢いがあって良いものです。
2011年7月25日月曜日
A Dream Unfolds / Kate Purcell
NHK「旅のチカラ」という番組で葉加瀬太郎さんがアイルランドのクレア・カウンティを訪れるという企画が放送されていました。Martin Hayesさんの家で、Helen Hayesさんの歌で涙していましたが、Helenさんのアルバム以上に感動的でした。Kate PurcellさんはSSWではありますが同じクレアの方です。アイルランドには大ヒット・コンピレーション"A Woman's Heart"で有名なEleanor McEvoyなどの多くのSSWがいますが、私の知る限り、Kateさんの歌は最も澄んだ歌う方だと思います。本作はKeteさんのファースト・アルバムですが、セカンド・アルバムでは歌のクリアーさに一層磨きが掛かり、さらに楽曲も洗練されているように思います。
クレア出身の女性ミュージシャンの演奏を集めたコンピレーション"Ceol Na mBan: Clare Women Of Music & Song"にも参加しておりましたが、その中でも歌われていた曲です。曲はElvisで有名は"Love me tender"と同じ曲ですが、元はアイルランドの民謡だったのかも知れません。
2011年7月23日土曜日
2011年7月20日水曜日
Tones for Joan's Bones / Chick Corea
Chick CoreaのReturn to Forever以前1968年のソロ名義第1作。編成はJoe Farrellのサックスと、Steve Swallowのトランペットの2管のクィンテットです。Return to Forever以前でもありますが、既にブラジル音楽的な感覚もある、モダンでも、フリーでも、フュージョンでもない、今聴いてもスタイリッシュな音楽です。
上原ひろみさんとのデュオ。CDとDVDが2007年にリリースされているようですが、まだ購入していません。ちょっと音が多すぎるような気がしますが、この映像だとかなり良い感じかもしれません。Chickは大分横に大きくなってしまってますね。
2011年7月15日金曜日
2011年7月13日水曜日
Spectral Mornings / Steve Hackett
Genesisのギタリスト、Steve Hackett先生のソロ3作目。最高作を選ぶとすれば、本アルバムかファーストのどちらかが挙げられるのではないかと思います。ファーストがアコースティックで初期ジェネシス的であるのに対し、本作はエレキ・ギターを多用したシンフォニックで洗練されたサウンドが展開されています。曲が良さもあり充実したアルバムであります。
プログレの醍醐味ともいえる重装備のセッテイングが良い感じのビデオです。ソロ時代の代表曲でもあります。ジェネシス初期、"Nursery Cryme"の頃の英国的な雰囲気も残る名曲です。
アルバムのタイトル曲であり、同様に代表曲のひとつでもあります。前の映像よりシンプルですが、ギターが良く歌っています。
2011年7月11日月曜日
2011年7月9日土曜日
Homenageia Jacob do Bandolim / Laércio De Freitas
Laércio De Freitasは、ある意味最もグルーヴィーな演奏をするピアニストであります。また、最高のローズ・ピアノ奏者でもあるのですが、本作はアコースティックで勝負しています。Jacobの作品をヴィオランとのデュオで料理するという異色作です。ヴィオランが少しうるさいのが難ですが、Laércioのピアノは快調です。
本アルバムのデュオによるJacobの"Simplicidade"です。
Laércioのローズのプレイが堪能できるアルバムにBebetoの"Amendoeira"もありますが、もう一枚、娘のThalmaさんのソロ・アルバムがあります。で、そのThalmaさんとのデュオのビデオです。Bebetoの"Amendoeira"に収録されている"Pode Ser?"は最高です。
Donatoがピアノ。これも良いです。
2011年7月8日金曜日
2011年7月6日水曜日
Simply Kenia / Kenia
Keniaさんは1980~90年代にアメリカで活躍した歌手で、日本でもかなりの人気があり知名度もありました。本作は、そんなKeniaさんが2008年に久々に復帰したアルバム。以前はブラジリアン・フュージョン的なサウンドで当時の時代を感じるサウンドでしたが、本作は、Cesar Camargo Mariano前面プロデュースによる一級品のジャズ・ボッサ・アルバムであります。他にもギターにRomero Lubambo、パーカッションにArmando Marçalといった豪華メンバーが参加しております。1曲目のMariano作の"Par, Impar"を始めシンプルでお洒落でグルーブ感抜群の楽曲満載です。本編収録の"Crazy"のスペイン語、ポルトガル語バージョンがボーナス・トラックとして収録されていますが、それらも秀逸です。
本アルバムにM2、小野リサさんのデビュー・アルバムのタイトル曲、Angela Suarezさんの"Catupiry"です。最高にカッコ良いピアノのです。
Cesar Camargo Marianoと息子のPedro Marianoのデュオによる"Par, Impar"。良い曲です。
2011年7月5日火曜日
2011年7月3日日曜日
I'm The One / Annette Peacock
Annette Peacockのファースト・アルバム。数日前にネットで購入したばかりのCDです。以前にCD化されていたかは定かではありませんが、サインとシリアル・ナンバー入りの自主版として最近再発されたようです。日本盤もリリースされていた傑作、"X-Dreams"をさらに上回った超傑作です。才能の瑞々しさと気迫が溢れている感じがしています。Annetteの作品はロック的なものからアヴァンギャルドやアブストラクトなものまで幅広いですが、本アルバムは"X-Dreams"的なロックに、英ジャス・ロックやKing Crimsonの"Lizard"的なブラスなども入ったアルバム自体が振幅が広いものになっております。レゲエやブラジル風などまで完璧に昇華されています。Airto MoreiraとDon Um Romaoも参加しています。やはり全く楽器のような自由度の高いボイス・パフォーマンスは最高です。日本盤がリリースされていたもう一枚、"Perfect Release"もMax Middletonのキーボードが堪能できる傑作です。
Bill Brufordのファーストアルバム時のライブ映像。エレピにDave Stewart、ギターにAllan Holdsworthという無敵の布陣です。Holdsworthのギターは、ピッキングしてないようなのに音数が凄いです。Stewartのエレピのセンスは最高です。
終盤の盛り上がりは、英ロックならでは、Crimsonの"Starless"、Hatfieldの"Mumps"などに通じるカタルシル的な感じであります。
2011年7月2日土曜日
Vida / Chico Buarque
1980年のアルバム。Clara Nunusの代表曲のひとつ"Morena De Angola"、Jobimとの共作"Eu Te Amo"、大作"Fantasia"、キャッチーな"Bye Bye Brasil"などを収録の佳作です。サウンドの流行が変わっても楽曲の水準の高さを維持し続けるのも流石です。アルバムの大半で聴かれるFrancis Himeのピアノが格調高さを醸し出していると思います。
ChicoはJobimとの共作で数々の名曲を作っていますが、"Retrato em branco e preto"などと比べ、知名度は低い本作ですが、かなり良い曲であります。下のビデオはアルバムと同様、Telma Costaという歌手とのデュエットです。ビデオでは高音すぎてか少し厳しい感じですが、アルバムでは柔らかく歌っていてかなり良い感じです。ビデオのピアノはJobimですが、アルバムはFrancis Himeです。
Godinらしいヴィオランを弾いている比較的最近のライブ。このタイトルを聞くと、最近では"Desert flower"という映画を思い出したりします。映画はアンゴラでなくソマリアですが、
Claraのかなり昔のテレビ番組らしい映像。松阪慶子さんが司会をしていたNHKの番組でもこの曲を歌っていたような気がします。松坂慶子さんやカトリーヌ・ドヌーヴの最近の立ち位置って結構好きです。
Claraの死後に製作されたオーバーダビングのデュエット集"Com vida"の1曲目はChicoとの"Morena De Angola"でした。それに映像を付けたのもです。かなり良く出来ています。
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