2011年10月29日土曜日

3000 Miles Away / Philippe Grancher


フランスのミュージシャンのアルバム。その後ブルーズ・ギタリストになっているようですが、本アルバムは、ピアノやシンセを使ったキーボード・アルバムです。クラシカルなメロディーと昔のドイツ・プログレのようなブルーノートのフレーズが良い具合にバランスしてます。Vangelisっぽいところもありますが、十分なオリジナリティがある貴重なアルバムだと思います。フランス・プログレ的な香りも良い感じです。

2011年10月26日水曜日

Place To Be / 上原ひろみ


昨年、Stanley Clarkeバンドでのグラミー賞受賞で一気に知名度が上がった上原ひろみさんのソロアルバム。ソロ・ピアノ・アルバムであります。強力なタッチと圧倒的な音数で眩暈のするような曲の印象が強いですが、スローな曲も良い感じです。現代音楽的なメロディがかなりカッコ良かったりします。ラストの矢野顕子さんとのコラボも収録されています。矢野さんとのコラボでは「はじめてのやのあきこ」に収録されている「そのこアイロンに告ぐ」も強力です。

Hiromi

その「そのこアイロンに告ぐ」のビデオです。

2011年10月23日日曜日

Tribute To Charlie / Barbara Dennerlein


ドイツ人の女性ハモンド・オルガン奏者のCharlie Parkerのトリビュート・アルバム。超絶ペダル演奏をはじめとして高い演奏技術に定評のある人ですが、このアルバムは歌心もあって良いアルバムです。ビッグバンド、セプテットなどのゴージャスなバンドをバックに勢いのある演奏が楽しめます。ParkerやMingusの作品に混じって収録されているオリジナルも良い感じです。”Birds & Diz”を真似たアートワークの最高です。

Barbara Dennerlein


本アルバムM1のオリジナル曲の映像、アルバムではビッグ・バンド編成ですが、こちらのビデオはカルテット編成。アルバム中にはカルテットの曲もありので、それと同じセットかもしれません。ギターも良い演奏です。

2011年10月19日水曜日

Bird & Dizz / Charlie Parker

8曲入りなので元々はSP盤だったのだと思いますが、ヴァーヴ・レーベルのParkerとGillespie双頭クィンテットのアルバム。帯に「火の出るような」とありますが、どちらかと言うと余裕のある演奏が楽しいです。なんと言ってもThelonious Monkのウィットに富んだ演奏が効いています。Gillespieのミュートも良い感じでそれにレスポンドしています。Buddy Richのシンバル、Monkのピアノと始まる曲の展開は最高です。SP時代のアートワークには秀逸なものが多いですが、特にこのアルバムのアートワークは最高です。
Charlie Parker

2011年10月14日金曜日

Recital na Boite Barroco / Maria Bethânia

本作は1968年にOdeonからリリースされたMaria Bethâniaのライブ盤。演奏者は不明ですが、ジャズ・ボッサ風のバックバンドも、サイケデリックっぽい展開などもあって斬新です。選曲は、Pixinguinhaの"Carinhoso"、Jobimの"Se todos fossem iguais a você"などの得意の憑依型の歌唱がハマリそうな曲から、そうでもないNoel Rosaの”Último desejo”やCaetanoの"Baby"まで、やはり憑依した感じで、かなりBethânia的であります。
Maria Bethânia

このアルバムよりも更にジャズ・ボッサなバンドでの映像。この2曲は、かなり得意のレパートリーだったのだと思われます。

CaetanoのBaby。私的にこの曲はGalのバージョンが定番な感じですが、Bethâniaのバージョンも全く違った感じで良いものです。

2011年10月12日水曜日

A Flor E O Espinho / Guilherme De Brito & Trio Madeira Brasil


特にNelson Cavaquinhoとの共作で多くの名曲を遺したGuilhermeの2003年作、おそらく本作が遺作だと思います。20年程前にショーロ・クラブの笹子さん、秋岡さんたちをバックに日本公演のライブ盤がリリースされていましたが、本作ではショーロ・グループのTrio Madeira Brasilがバックアップしております。ショーロ風ではありますが、モダンな感じもある美しいアコースティック・サウンドに仕上がっています。Trio Madeira Brasilのバックアップも愛情が感じられて良い作品であります。Beth Carvalhoの参加した"Folhas secas"も良い感じです。アートワークもGuilherme自身の作品です。

Guilherme De Brito


最近Roque Ferreira集をリリースした、Roberta SáとTrio Madeira Brasilのコラボレーションによる演奏です。



Maria Bethâniaの映像。貫禄十分って感じです。



日本で演奏していた時期もあるNilzeと10弦バンドリンのHamilton de Holandaとのデュオ。Nilzeは変わらずカッコ良いです。

2011年10月10日月曜日

Roll 'Em / Shirley Scott


ハモンド・オルガンの女王Shirley Scottが、インパルス時代にビッグ・バンドと競演した企画版。最初に聴いた時にはオルガンの出番が少なくて物足りないと思ったように記憶していますが、聴きなおしてみるとゴージャスなサウンドで、オルガンも軽快にスィングしていて相当良いアルバムであります。ブルーノートなど他のレーベルでは、Eddie Lockjaw Davis、Stanley Turrentineとサックスとのコンボが多いですが、インパルス時代には、トリオ編成の良いアルバムをリリースしておりました。私的にはJobimの"Corcovado"のカバーが収録されている"On a clear day"もタイトルどおり朗らかな感じで良いアルバムです。

Shirley Scott


この音源もインパルス時代、"Great Scott!!"収録のボーカル入りのナンバー。これがかなり良いです。"For members only"との2 in 1でCD化されておりました。