2012年1月5日木曜日

In Tokyo / João Gilberto



先日、渋谷のBar Musicさんにお邪魔する機会があり、写真右の「ジョアン・ジルベルト読本」を購入しました。幻の来日公演用のパンフレットとして作成されたもので大部分は裁断されてしまったものということです。そのこともあって、その後、"João Gilberto in Tokyo"を購入、この年末年始はこのCDを繰り返し聴いておりました。最近、Jobimの"Em Minas ao Vivo Piano e Voz"も良く聴いていて、最近では、この手のソロが沁みるようです。やはり、Joãoのそこまで早いかという感じの歌のフェイクとその後のお洒落なヴィランのバチーダの絶妙な織り合わせは何度聴いても飽きないものです。声とヴィオランだけというシンプルさとメロディとリズムの遊びの複雑さという組み合わせが同居しているのがその理由のように思います。ことにこのCDの録音は、声とヴィオランだけの名作、"João Gilberto(Águas de Março)"、"Voz e Violão"以上にナチュラルさが際立っているように感じます。私的に、新無人島アルバム候補になりました。

João Gilberto


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