2008年9月17日水曜日

#239 Tim Collins


Tim Collins / Dancing on silver
Ireland : Irish
Kilfenora Ceili Bandのコンサティーナ奏者のソロ作。テクニックを抑制ぎみの部分とテクニック全快の部分とのバランスが良く端正な雰囲気がする。著名曲でない非常に良い曲が多く収録された選曲も良い。使用しているコンサティーナのメーカーやキーが記されていていたり、曲のコメントも非常に丁寧に記されたライナーも親切である。数年前に日本でワークショップが開催された際に教えて頂いたことがあるが、誠実で飾らないとても良い人でした。スラップショットという同音のトリプレットを出す技を教えて頂きました。



Brian McNamara & Tim Collins / Reed only
Ireland : Irish
上述の作品でも多くの曲でピアノやパイプを演奏しているBrian McNamaraとの共作。パイプのソロもあり。渋いが味のある作品。

#238 Kate McNamara


Kate McNamara / Are you the concertina player?
Ireland : Irish
Mary McNamaraの音楽とTim Collinsのテクニックを継承するコンサティーナ奏者のデビュー作。クレアのトラディショナルの活力を感じるフレッシュな感覚が溢れた傑作。



Cathy Custy / An Ceoltoir Fanach
Ireland : Irish
Frank Custyを始めとするCustyファミリーが勢揃いしたアットホームな雰囲気が良い。コンサティーナの演奏はシンプルで純粋な音楽が聴ける。10曲目のクアドリールや、11曲目のコンサティーナデュオによるジグあたりの曲はその典型であり感動的。バンジョーやスプーンズが入った曲も素朴で良い。

2008年9月15日月曜日

#237 Yvonne Casey


Yvonne Casey / Yvonne Casey
Ireland : Irish
Mary Custy以来のロックなフィーリングのあるフィドラーのソロ作。Kitty Hayesのソロ作での演奏も気になっていたがこのソロ作ではブリティシュスカなども含め奔放な音楽性を発揮している。とは言え、Eoin O'Neill, Kevin Griffin, Terry Binghamといったクレアらしさを持ったミュージシャンを配して伝統的な香りもある。選曲もかなり伝統を踏まえたものだったりする。抑揚の効いたスラーがアクセントになった個性的な演奏も良い。



Claire Mann / Claire Mann
UK : Scottish, Irish
スコットランドフィドル/フルート/ホイッスルをこなすマルチプレーヤーのソロ作。ヴォーカル曲もあり。どの楽器の演奏もレベルが高いし、多重録音も見事で、瑞々しい感性が発揮された作品である。アイリッシュのレパートリーもあり。Mairead Ni MhaonaighのTune for Frankieも取り上げられている。

2008年9月13日土曜日

#236 Dermot Byrne


Dermot Byrne / Dermot Byrne
Ireland : Irish
John DohertyやTommy Peoplesを初めとするドニゴールのフィドル音楽をオリジナルの解釈によってアコーディオンで演奏したライブ音源。クリアーな空気感を伴った独特の雰囲気がある。ラストのTico tico (no fuba)アイリシュ風味は楽しい。バックアップのミュージシャンも最高。




James Booker / The lost Paramount tapes
US : New Orleans
ニューオリンズピアノの名手、故James Bookerの未発表音源集。十八番のJunco Partnerを2テイク収録。Tico tico (no fuba)ニューオリンズ風味が良い。

2008年9月12日金曜日

#235 Altan


Mairead Ni Mhaonaigh & Frankie Kennedy / Ceol aduaidh
Ireland : Irish
後のAltanの原型となったMaireadと故Frankie Kennedyによる1983年のデュオ作。フィドルとフルートのユニゾンのみによるリールやジグ、フィドルソロによるエアー、無伴奏の歌など究極のシンプルさである。音楽の純粋さが結晶した奇跡的な作品。2曲目の可愛いマズルカなど楽曲も良い。Enya Brennanがシンセで一曲参加。



Altan / Another day
Ireland : Irish
AltanのVirginレーベル移籍作でヴォーカル曲が中心で、普通のポピュラー音楽ファンでも楽しめる聴き易い作品となっている。Maireadのクリアーな歌が良い。本作からアコーディオン奏者のDermot Byrneが参加。

2008年9月11日木曜日

#234 Jenna Reid


Jenna Reid / With silver & all
UK : Scottish
Jerry DouglasとAly Bainがハイランドで様々なミュージシャンとセッションするテレビ番組に出演していたフィドラーのソロ作品。アコーディオンも演奏する。パイプ的な感じさえする独特の滑らかさとうねりのある演奏はとても魅力的。フィドルとアコーディオンの多重録音の揺らぎも見事。スピード感、ドライブ感も素晴らしい。



Julie Fowlis / Suilidh
UK : Scottish
こちらも同じテレビ番組に出演していたシンガーのソロ作。1曲のインストを除き全てゲール語で歌われている。古臭かったり堅苦しかったりと言ったこととは全くないピュアでキュートな音楽である。インストでのホイッスルの演奏も良い。

2008年9月10日水曜日

#233 Natalie MacMaster


Natalie & Buddy MacMaster / Traditional music from Cape Breton island
Canada : Cape Breton
Natalie MacMasterが影響を受けた叔父とともに製作したケープブレトンのトラディショナル集。独特の粘りのあるシンコペート感のあるリズムの力強い演奏で元気が出る。叔母のピアノやストンプも活力に溢れている。ケープブレトン音楽の魅力を知ることができる。



Natalie MacMaster / In my hands
Canada : Folk
こちらはラップなども取り入れた最もルーツから距離を置いた作品。トラディショナルもあり振幅の多い楽曲で構成されている。なんと言ってもLaoise Kellyのハープ、Mary Shannonのマンドリン、Sharon Shannonのアコーディオンが入った曲だけでも十分。Alison Kraussが歌うバラードも極上。