2011年12月21日水曜日

A Christmas Spanking / Asylum Street Spankers


私の大好きなテキサス、オースチンのアコースティック・スウィング・バンド、Spankersのクリスマス・アルバム。私が持っているのは"Live in Europe 2001"とのカップリングです。抜群のスイング感と、絶妙なアンサンブル、コミック・バンド以上に楽しい超絶エンターテイメントがミックスしたスーパー・バンドであります。このクリスマス・アルバムもChristina Marのミュージカル・ソー(のこぎり)・ソロによる"Silent Night"、Christina Marのウクレレ弾き語りの"Blue Christmas"などのホノボノ系から、正統派的なカッコ良い"A Christmas Song"などまで軟硬取り混ぜた楽しいアルバムであります。"Linus and Lucy"のカバーも良いです。

Asylum Street Spankers


途中挿入される名曲カバーが楽しい曲です。



ビールの歌。



時々で仕掛が変わったりするのも楽しみな曲です。以前の日本公演ではアヒルの玩具が活躍していました。



Christina Marのミュージカル・ソーが活躍する曲です。

2011年12月18日日曜日

A Kate Davis Holiday / Kate Davis


米国オレゴン州ポートランドを中心に活動しているベーシスト兼ボーカリスト、Kate Davisさんのクリスマス・アルバム。セカンド・アルバムに当たるアルバムです。女子ベーシストというと、Nicki Parrottさんをご贔屓にしているのですが、Kateさんもかなり良いです。若いというのもありますが、伸びやかな天然な感じが何とも言えません。可愛いです。

Kate Davis


本アルバム収録の"Christmas time is here"。CDよりもすこしアップ・テンポの演奏。本人のアップロードらしいです。撮影時17歳ということです。



2011年12月16日金曜日

Memorabilia Navideña / Tish Hinojosa


Tish Hinojosaさんのクリスマス・アルバム。カントリー業界での活躍も長い方ですが、テックスメックスやスペイン語のアルバムが特に素晴らしいと思います。本アルバムもほぼスペイン語のアルバムです。以前は入手しにくいアルバムで、ニューオリンズで知り合った方に譲って頂き、大切に聴いておりました。やはりTishの歌は心に沁みます。

Tish Hinojosa


1月前くらいの新しい映像ですが、変わらず素晴らしい歌が聴けます。YouTubeに感謝です。


2011年12月13日火曜日

Música de Brinquedo / Pato Fu


トイ・ポップと言えばフランスが本家という感じですが、本作は、ブラジル、ミナス・ジェライスのポップ・ロック・バンドPato Fuによるトイ・ミュージック・アルバムであります。割とリズムがタイトで上手すぎる嫌いもありますが、Pizzicato Fiveの"Twiggy Twiggy"や、Marvin Gayeの"My Girl"のカバーなど選曲も秀逸、子供ボーカルを導入したりして楽しいアルバムに仕上がっております。

Pato Fu






最近、テレビの「世界の車窓」で旧ユーゴスラビアを放映していますが、その中で流れたItokenと言う人の曲が結構気に入っております。かなり良質なトイ・ポップであります。そのItokenさんと、たまの知久さん、Jon(犬)のPV。かなり良いです。



そのJon(犬)のビデオ。なんか可笑しいです。



2011年12月12日月曜日

Plays Again / Phineas Newborn Jr.


"Night in Tunisia"、"Nica's dream"、"Airegin"、"Bag's groove"と名曲の続く、1959年のローマ録音のピアノ・トリオ作品。中でも"Airegin"はピアノ・ソロという趣向の変わったテイクですが最もPhineasっぽい閃きがあって最高です。

Phineas Newborn Jr.


名盤"A world of piano"の中でも特に名演として名高いRollinsの"Oleo"の演奏。ただ上手いだけで無い何かがありますよね。



"Airegin"ですが、Stan Getz、Chet Bakerのクインテット。中々、迫真の演奏です。ピアノはJim McNeely、特にベースがGeorge Mrazというところもポイント高いです。

2011年12月9日金曜日

Dedications / Alan Pasqua


ジャズのフィールドだけでなく、ジャズ・ロック、ポップスなどでも活躍するピアニストのリーダー・アルバム。ECM系のHalland、Motianとのトリオに、Breckerなどのゲストを加えた中々豪華なアルバムです。ピアノの演奏もスクエアで端正な演奏ですが、装飾フレーズの効果か適当な浮遊感があって中々良い演奏であります。コンボ編成の展開もツボを押さえていて良い感じであります。

Alan Pasqua


本アルバムの収録曲。本人のポストらしいです。



Alan Holdsworthのバンドでの演奏です。かなり長い間一緒に活動していたようです。

2011年12月6日火曜日

Dear Yuming / Various


ユーミン・トリビュートCD。'99のリリースです。J-POPにあまり明るくないので知らない歌手の方も入っています。また、時代的にも多少ばらつきがあるように思います。中では森高千里さんの"あの日にかえりたい"がお気に入りです。「な」行の発音の特徴などモリタカな感じが何とも言えません。



歌詞違いの伝説のバージョンらしいです。普通のラブソング的な感じです。

2011年12月4日日曜日

Just Me / Clare Fischer


米国人ピアニスト、Clare Fischerのピアノ・ソロ・アルバム。Helio Delmiroとのコラボレーション・アルバムもあるようにブラジル音楽にも造詣のある人です。最近、東芝の999円シリーズでCD化されたトリオのボサノヴァ・アルバムもブラジル人に引けを取らない快調な演奏を聴かせています。また、最近亡くなったGeorge Shearingのボサノバ・アルバムもClare Fischerの木管のアレンジがお洒落な、相当に良いアルバムです。さて、本アルバムの内容ですがサルサ・リフをベースにした"Autumn leaves"がら始まり、Baden Powellへのトリビュート曲と多彩な音楽性を聴かせてくれます。東芝の999円シリーズのメイン・ストリーム・ジャズのトリオも良いアルバムです。

Clare Fischer

相当古い映像ですが、João DonatoとのアルバムのあるBud Shankとの演奏です。


この"Morning"という曲はFischerの代表曲らしく、YouTubeに沢山画像がありました。フェンダー・ローズ弾きとしても定評がありますが、流石な演奏であります。


その"Morning"のカバー。ハスキーで中々良い良い歌手です。

2011年12月2日金曜日

Jazz A Lo Cubano / Gabriel Hernandez


キューバ人ピアニストのラテン・ジャズ・アルバム。ソロ、トリオ、コンボとフォーマットを変えてバラエティーに富んだ演奏が展開されております。Chucho Valdésばりの雄弁なソロや、キレの良いホーンを配したラテン・ジャスも良いですが、緩やかで伸々としたボレロも良い感じであります。揺れというか揺らぎがあるのもキューバ的な気がします。

Gabriel Hernández


少しジャズ・ボサっぽい感じもする演奏ですが、そこまで弾かなくてもという感じもしたりします。

2011年12月1日木曜日

Q's Blues / Joshua Q. Paxton


ニューオリンズのいまいち有名でないピアニストのソロ・アルバム。ニューオリンズ・ピアノのレジェンド、Booker Jamesのトリビュート・アルバムで抜群の演奏を聴かせていたので気になっていた人であります。内容はニューオリンズ・ピアノでは無く、ジャズのアルバムであります。とは言え、ピアノはもちろん、アタックの強い(GalacticのStanton Moore的)ドラムなど、ニューオリンズ風味がかなりあって中々良いアルバムであります。あまり垢抜けていないのも良い所であったりします。

Joshua Paxton


トリビュート・アルバムのベスト・テイク、"On the sunny side of the street"のカバーは見当たりませんでしたが、その他にもBooker Jamesがありました。