1曲目のパーカッシブな曲は謎ですが、それ以外はスマートなジャズ・ボーカル・アルバムです。Ricky Lee Jonesっぽい歌いまわしが可愛い人です。ピアノ・トリオ中心のバッキングも良いセンスです。時々入る男声ボーカル/コーラスもアルバムの雰囲気を親しげな感じにしています。ラストの"The Surrey With The Fringe On Top"も良い。Blossomフォロワーなのかもしれませんね。7曲目のボッサも良い感じです。 最近は、Dannielle De Andreaという名前でR&B調のポップス作品を出しているようです。
以前はBelezaという名前でボッサなアルバムを出していた人らしいですが、本作は"The girl from Ipanema"を含めてR&B風味のアルバムです。良い意味で軽くて爽やかな感じが良いです。声も軽やかさと仄かな甘さがあって可愛いです。ラストのボッサはかなり良いですし、アルバムの後半に向かって良くなる感じがします。
マイナーなお皿の多い本ブログ内で最高にメジャーなポストです。昨年は、ビートルズのリマスター発売で一騒ぎありましたが、私も一応それに乗って予約購入いたしました。モノ・ボックスというやつです。Let it beやAbbey Roadはモノに入っていなかったのでデジパックのものを買いました。個人的には、Abbey Roadはビートルズのアルバムの中であまり聴かなかったのではありました。Paul McCartneyっぽい感じがしていたためでした。今頃になってPaul & LindaのRamなども良い気がしてきたりしたのもあって、このCDも聴いてみる気になって来ました。で、"Because"~"Sun King"あたりのユルイ感じが結構ハマったりしています。ワールドスタンダードの鈴木惣一朗さんプロデュースのりんごの子守唄シリーズの影響もあってでしょうか。
裏ジャケットのミニスカートの写真も結構好きです。LPではあまり気づかなかったのですが、LPの写真よりこのデジパックの写真のほうがミニスカートのカットされている部分が少ないようです。"Return to abbey Road"のジャケットに使われている逆向きに渡る写真など数バージョンが掲載されているなど、リーフレットの真面目に作られているのも好感が持てるところです。